クロスオーバーSUV迷走か? トヨタ・RAV4、スバル・アウトバックに見るクロカン回帰

2019年7月9日 19:44

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トヨタ・RAV4(画像: トヨタ自動車の発表資料より)

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 世界的SUVブームは続く。セダンの退潮は隠しようもない。ベンツ・SLCの生産終了、BMW・Z4、トヨタ・スープラの生産は組み立てラインも外注というべきで、スポーツカーも生産数量が伸びずに生産中止や車種統合、さらには自社生産を避けようとしている。

【こちらも】トヨタ、新型RAV4を発売 3年ぶりに復活 価格は260万8200円から

 プラットフォームの共通化を進め、混流生産でラインの稼働率を上げて、固定費を削減する。自動車製造業は、今後ネット注文に応じられるように、スウィング生産などに対応可能なサプライチェーンの構築などを目指し、モデルベース設計、モジュラー設計など、企画、設計段階から無駄を出さない努力が続いている。メーカーの枠を超えた生産体制が常識化するかもしれない。

 かつて「オフローダー」「クロカン(クロスカントリーカー)」などと呼ばれていた車種と、セダンに近いステーションワゴンなどと用途が重なる「クロスオーバーSUV」とのジャンルが生まれ、その先駆けとも言えるトヨタ・RAV4の初代は大成功を収めている。また、日本でクロカンとセダンの中間のような仕様であったスバル・アウトバックが、ステーションワゴンのスタイルからSUVスタイルに先代より改めていたが、今回の新アウトバックは、よりクロスカントリー性能を上げてきている。

 スバルには、本格的オフロード4WD車のフォレスターがあり、クロカンからよりSUVに方向性を向けながらモデルチェンジしてきている。その中で新型アウトバックは、全長4860mm、全幅1855mm、全高1680 mm、ホイールベース2745mmと明らかに背丈を高くして、もはや2代前のステーションワゴンの面影はない。その内容はセダンと言ってもよいようだが、最低地上高は220mmと本格的クロカンといってよい数値だ。スタイリングなどは「本格的クロカン」を連想させる。

 トヨタ・RAV4 は改めての日本市場登場だが、4WDシステムなどを見ると、Gベクタリングコントロールなどで本格クロカンを思わせるセッティングだ。オフロードの走破性は、確実に上がっているものと思う。最近、曖昧になってきたSUVジャンルで特徴を出そうと、クロカン方向に舵を向ける車も増えそうだ。ポルシェなどのプレミアムカーのSUVは、かなり本格的オフロード性能を有していることも影響しているのであろう。

 今後、トヨタ・ハリアー、マツダ・CX-5など、クロカンと方向性を二分するSUVが進む方向性が楽しみだ。(記事:kenzoogata・記事一覧を見る

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