トヨタ5大陸走破プロジェクト、第5弾はアフリカ 1.5万キロ走破へ

2018年8月11日 20:32

印刷

2014年豪州走破(画像: トヨタ自動車)

2014年豪州走破(画像: トヨタ自動車)[写真拡大]

  • 2015年北米走破(画像: トヨタ自動車)
  • 2015年北米走破(画像: トヨタ自動車)
  • 2016年南米走破(画像: トヨタ自動車)
  • 2017年欧州走破(画像: トヨタ自動車)
  • 2017年欧州走破(画像: トヨタ自動車)

■過酷な大地にグループ各社で挑む

 トヨタ自動車は、2014年オーストラリア、2015・2016年アメリカ、2017年ヨーロッパにつづく「5大陸走破プロジェクト」として、今年は、いよいよ最難関のアフリカ大陸を走破することを発表した。

【こちらも】【もっといいクルマをつくろうよ】トヨタの5大陸走破プロジェクト第4弾・欧州

 今回は、スズキ、日野自動車、トヨタ車体といったグループ各社(スズキはグループ傘下ではないが)のメンバーもプロジェクトに参画しており、アフリカ特有の文化や風土、過酷なクルマの使用実態を感じることで、「もっとお客様のニーズを知り、将来のアフリカでのクルマの在り方を考える」ことをテーマに走ることになる。

■人材の育成を目的としたプログラム

 この「5大陸走破プロジェクト」は、TOYOTA GAZOO Racingの活動の一環として、グローバルトヨタ及び関連会社の従業員が自らステアリングを握り、現地のユーザーが日常的に使用する道を走ることで、「もっといいクルマづくり」を担う人材の育成を目的としている。東京オリンピック・パラリンピックの開催される2020年をマイルストーンとして、継続的な活動を実施する。

■豊田章男社長のコメント(抜粋)

 「アフリカにおいてクルマは単なる移動手段ではなく、生活をしていくため、そして命を守るため、欠かせない存在になっているとかつて現地の道を走りながら感じたことがある。人々にとって、本当に求められる“愛車”とはどんなものなのか?クルマが人々にもたらす笑顔はどのようなものなのか?

 アフリカの道とクルマとだけ向き合う日々の中で、クルマが、どのように、そして、どれだけ必要とされているか…そんな“クルマの持つ力”をメンバーが感じとり、もっといいクルマづくりの気づきとして持ち帰ってきてくれることを期待している。」

 □2018年 「5大陸走破プロジェクトアフリカ走破」概要
 時期: 8月末~11月初旬にかけて走破予定
 走破する国: タンザニア、ジンバブエ、ザンビア、ボツワナ、ナミビア、レソト、南アフリカの7カ国に加え、現地ディストリビューター主体のチームが他地域も走行予定
 距離: 約15,000km(予定)
 走破路: 一般生活道路に加え、未舗装路、高地山岳路、サファリ、砂漠などのアフリカ特有の道
 走破車両: ランドクルーザー、ハイラックス、フォーチュナーなど4x4車両を中心に構成
 参加メンバー構成: トヨタ、スズキ、日野自動車、トヨタ車体の従業員約80名からなる混成チームを編成

 □過去の走破概要
 2014年: オーストラリア 約20,000km(72日間)
 2015年: アメリカ(北米) 約28,000km(109日間)
 2016年: アメリカ(南米) 約20,000km(84日間)
 2017年: ヨーロッパ 約21,000km(85日間)(記事:田中秀雄・記事一覧を見る

関連キーワード

関連記事