【コラム】2024年の新車販売台数、500万の大台大きく割り込む442万1494台

2025年1月12日 14:53

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記事提供元:エコノミックニュース

軽四輪車新車販売台数においては10年連続の首位獲得したホンダN-BOXシリーズ。左からN-BOX、N-BOX Custom、N-BOX Joy

軽四輪車新車販売台数においては10年連続の首位獲得したホンダN-BOXシリーズ。左からN-BOX、N-BOX Custom、N-BOX Joy[写真拡大]

 日本自動車販売協会連合会(自販連)、全国軽自動車協会連合会(全軽自協)が発表した2024年暦年の国内の新車販売累計台数は442万1494台と、前年同期比7.5%減と、2年ぶりにマイナスに転じた。認証不正問題でダイハツ、トヨタ、マツダが一時、生産を停止したことが影響したことで、コロナ禍前の500万台規模を下回る状況となった。

 なかでも軽自動車は前年同期比89.3%の155万7868台と大幅減。特にダイハツは2023年末から一時すべての完成車工場の操業を止め、前年同期比61.9%の35万0186台と大きく減らした。

 登録車は前年同期比94.4%の286万3626台だ。登録車では業界トップのトヨタの下げ幅が大きく前年同期比86.5%、133万9108台に止まった。

■□■□2024年暦年(1〜12月累計)新車車名別ランキング■□■□

         単位台 カッコ内は前年比

  01)ホンダN-BOX     206,272( 89.1%)*

  02)トヨタ・カローラ     166,956(107.8%)

  03)トヨタ・ヤリス     166,162( 85.5%)

  04)スズキ・スペーシア    165,679(135.5%)*

  05)トヨタ・シエンタ     111,090( 83.8%)

  06)日産ノート      101,766( 99.3%)

  07)ダイハツ・タント    93,759( 58.8%)*

  08)スズキ・ハスラー    92,828(112.2%)*

  09)ホンダ・フリード    85,368(110.1%)

  10)トヨタ・プリウス    83,485( 84.2%)

  11)日産セレナ      80,899(106.9%)

  12)スズキ・ワゴンR    79,718(110.4%)*

  13)トヨタ。アルファード   79,374(149.5%)

  14)ホンダ・ヴェゼル    75,424(127.4%)

  15)日産ルークス     70,697(100.2%)*

  16)トヨタ・ヴォクシー    70,636( 79.3%)

  17)トヨタ・ノア     70,611( 74.2%)

  18)スズキ・アルト     68,139(100.6%)*

  19)トヨタ・ルーミー    67,698( 67.2%)

  20)トヨタ・ハリアー    64,181( 85.3%)

            *印は軽自動車

 車名別売上ランキングは別表のとおりで、ホンダの軽自動車N-BOX(エヌボックス)が20万6272台(前年同期比89.1%)となり、登録車を含む新車販売台数において第1位を獲得した。これは暦年の新車販売台数において3年連続、軽四輪車新車販売台数においては10年連続の首位獲得だ。(編集担当:吉田恒)

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