私立大学の経営実態調査結果、約4割が赤字経営 統合や再編加速へ

2018年4月27日 21:25

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(画像: 帝国データバンクの発表資料より)

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 帝国データバンクは26日、私立大学を運営する498法人の経営実態調査結果を発表した。

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■3期連続減収は17.5%

 16年度の年収入高の増減が判明した469法人のなかで、15年度比で増収となったのは260法人(構成比55.4%)、減収となったのは209法人(同44.6%)。

 さらに、14年度~16年度の年収入高の増減が判明した457法人のうち、15年度、16年度と「2期連続増収」となったのは34法人(構成比7.4%)、14年度~16年度と「3期連続増収」となったのは59法人(同12.9%)。一方「3期連続減収」となったのは80法人(同17.5%)、「2期連続減収」となったのは52法人(同11.4%)としている。

■62.8%が黒字経営、3期連続赤字は19.9%

 498法人のうち、16年度の損益が判明した438法人の内訳は、「黒字」が275法人(構成比62.8%)、「赤字」が163法人(同37.2%)となり、黒字法人数が赤字法人数を大きく上回った。

 また、14年度~16年度(3期分)の損益が判明している422法人の内訳は、「2期連続黒字」が27法人(構成比6.4%)、「3期連続黒字」が205法人(同48.6%)、「2期連続赤字」が27法人(同6.4%)、「3期連続赤字」が84法人(同19.9%)などとなった。

■関東の法人が39.0%を占める

 地域別(9地域)の法人数を見ると、「関東」が194法人(構成比39.0%)で最も多く、以下、「近畿」(99法人、同19.9%)、「中部」(59法人、同11.8%)、「九州」(47法人、同9.4%)と続き、「四国」(6法人、同1.2%)が最少となった。

■まとめ

 文部科学省によると、私立大学で入学定員充足率が100%以上の大学数の割合は、96年度には96.2%を占めたが、少子化を背景に17年度には60.6%へと大きく落ち込んでいるという。

 既に定員割れの私立大学は約39.4%にのぼるが、今後さらに増えていくことが懸念されることから、規模縮小のみならず、統合や再編、破綻により淘汰される私立大学も出てくるものと予想している。

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