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アンパンマン商品が好調、売上げ14%増、乳幼児向け玩具市場で強み
日本おもちゃ大賞2016で優秀賞を受賞したアガツマの「ガブガブばいきんまん」。(写真:アガツマの報道資料より)[写真拡大]
今年も年の瀬のクリスマス商戦が迫る中、市場と消費者動向の調査を手掛けるGfKジャパンにより、全国の家電量販店・総合スーパー・インターネット通販を対象とした乳幼児向け玩具(基礎玩具)の販売動向が発表された。それによると、基礎玩具の販売の約5割を占めるキャラクター商品の中でも最も売れ行きが堅調なのは『それいけ!アンパンマン』のグッズであり、2016年1~9月期の売上が前年比14%増となっている。
基礎玩具市場全体の前年比は9%増。国内の子供の数は減り続けているが、キャラクターの人気と高付加価値高価格帯路線の商品によって成長を続けている形だ。アンパンマン以外のキャラクターでは、2014年の『アナと雪の女王』、2015年の『スター・ウォーズ』(※同年にエピソード7「フォースの覚醒」が公開)など、その時々の流行作品が高い売れ行きを示す。
アンパンマンは言わずと知れたやなせたかし氏による絵本・アニメを中心としたコンテンツ群であり、特に年少期の子供への訴求力が極めて高いことで知られている。同作品の玩具は複数年に渡り継続して販売されるロングセラー商品が多く、両親や祖父母からのプレゼントという形がメインであるため平均価格も高いことに加え、価格も上昇傾向にある。
アンパンマン公式ポータルサイトの「クリスマスおすすめ!おもちゃ特集」というコーナーを見ると、アガツマの「アンパンマンNEWわくわくクレーンゲーム」が7,980円、ジョイパレットの「キラ★ピカ★いっしょにステージ ミュージックショー」が12,800円、セガトイズの「ピピッとおかいもの!アンパンマンレジスター」が6,980円(いずれも税別)など、5,000円以上の商品が並ぶ。
また、知育型タブレットの台頭も近年の基礎玩具の特徴の一つとなっているが、アンパンマンからも「カラーキッズタブレット」が発売されており、1993年の発売以来リニューアルも複数回行われるなど、シリーズ累計で200万台以上を販売しているロングセラー商品だ。(記事:藤沢文太・記事一覧を見る)
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