円安をチャンスに ドル払いで外貨を稼げる副業

2022年11月12日 11:24

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 一時期に比べて落ち着いてはいるものの、円安が進んでいる。輸入物価が上がるといったデメリットばかりではなく、円安状況を逆手に取り、副業収入を増やせるチャンスにもできる。本記事では、円安状況を活用してドル払いで外貨を稼げる副業について紹介する。

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■円安はドル払いで外貨を稼げるチャンス

 2022年は、対ドル為替レートで円安が進んでいる。年初は1ドル110円台だったが、11月現在では130円台後半から140円台となっている。近年例のない円安状況は、我々の生活においても、様々な物品の値上げといった形で大きな影響を及ぼしている。

 過剰に円安が進むことは、円の価値が下がり続けていることを意味する。つまり、ドル建ての資産に比べ、円で保有している資産が目減りしている状況だ。そのため投資家は、資産の一部をアメリカ株などに投資して、リスク分散を図る。円で保有している資産をドル建てにすれば、円安の分だけ逆に資産を増やすこともできのだ。

 副業で投資を行う際にも、現在の円安状況はチャンスでもある。だが、投資初心者には為替取引は難易度が高い。加えて、海外株への投資についても、為替変動の不安定さは懸念材料になるだろう。

 また円安が進むことによって、海外から見ると日本国内の商品価格が安くなる。そのため、海外向けのせどりおいても、副業収入を増やせるチャンスだ。だが、海外せどりは商品の選定や在庫管理に経験が求められ、副業初心者には難しい部分がある。

 そこで、円安状況で副業収入を増やすのにおすすめなのは、直接外貨を稼ぐ方法だ。ドル払いの副業をすれば、投資や海外せどりよりも低リスクで収入を増やすことができる。1ドル110円台だった副業収入が、円安状況の今なら140円台になるのだ。ドル払いの副業で外貨を稼ぐには、円安の今が大きなチャンスである。

■海外のクラウドソーシングで副業を受注

 ドル払いの副業で外貨を稼ぐといっても、初心者にとっては困難に感じられるかもしれない。しかし、アメリカに渡航しなくても、日本国内にいながらドル払いの副業で外貨を稼ぐことは可能だ。それは、海外のクラウドソーシングサイトを活用する方法である。

 クラウドソーシングサイトというと、日本国内ではクラウドワークスやランサーズ、ココナラなどが有名だ。こうしたクラウドソーシングサイトは、オンラインで仕事が完結できるため、副業者にも多く利用されている。

 クラウドソーシングサイトは日本だけでなく海外にもあり、中でも有名なのはUpworkとFiverrだ。両方とも英語サイトだが、基本的な英語力さえあれば利用することができる。英語力があり、日本のクラウドソーシングサイトの翻訳業務だけでは不十分に感じている人には、特におすすめだ。

 UpworkとFiverrは共に、日本のクラウドソーシングサイトとシステムが似ているため利用しやすい。副業案件についても、翻訳をはじめ、プログラミングやデザインなど多種多様だ。スキルや資格が求められる副業案件だけではなく、簡単な英語が分かれば初心者でもできる仕事も多い。そのため、ドル払いの副業で外貨を稼ぐのにおすすめなのだ。

 もちろん、翻訳関係の副業案件の方が単価が高いため、英語力や経験が豊富な方が有利ではある。だが日本の街の風景や、海外通販の荷物がどのように届くかを写真で撮影するだけという副業もある。スキルがなくてもできる副業案件でありながら、ドル払いのため、円安状況の今なら国内よりも単価が高いメリットがあるのだ。

 現在の円安状況を活かした副業をしたいという人には、UpworkとFiverrといった海外のクラウドソーシングサイトがおすすめだ。日常的に英語を学習しており、英語力を活かして副業したい人にも、大幅に収入を増やせる機会になるだろう。(記事:西島武・記事一覧を見る

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