トヨタ・アクア、日産・ノートe-POWERの駆逐を狙う 新型登場か

2019年3月18日 21:07

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トヨタ・アクア(画像: トヨタ自動車の発表資料より)

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 トヨタ・アクアと言えば、2011年11月にハイブリッド専用車として発売されて以来人気を博してきたが、2018年に日産・ノートに抜き去られた。そのアクアだが、レスポンスが「初のフルモデルチェンジへ」と報じている。

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 日産・ノートはe-POWERの人気が高く、販売台数の2/3はe-POWERが占めている。ハイブリッド車同士の戦いと見える。一方で、トヨタ・アクアはプリウスの人気を食ってしまう原因ともなっているのだが、「トヨタ式ハイブリッド」の効率は高く、車両サイズからいっても実用ハイブリッド車の本命とも言える存在だ。

 ノートe-POWERの仕組みはレンジエクステンダーである。エンジンを発電専用として、走行時はいったんバッテリーに充電してモーターで駆動する。アクアは、低速域はモーター駆動主力で徐々にエンジンパワーを増やし、高速域ではエンジンだけで駆動している。燃費に関しては、現在までのエンジンの熱効率、バッテリーのエネルギー密度で比べると、トヨタ方式が最も効率が良いことは知られている。

 現在のノートe-POWERは、市街地走行においてはモーター駆動の利点があり、低速トルクの強大さから乗りやすいはずだ。信号グランプリではエンジン車のスポーツカーよりも速く、全力加速はフロントタイヤのスピンを招いて怖いぐらいだ。しかし箱根の山に上った場合は、市街地走行のつもりでアクセルを操作していると、上りきる前にバッテリーの充電が不足してぎりぎりとなる。バッテリーを使い切ると、発電できるだけになるのでパワーが落ちる。そのため箱根の山道にかかる前にバッテリーを満充電にしておくことだ。

 80km/hぐらいから高速巡行している状態では、エンジン直結が最も効率が良いのだ。ノートe-POWERは市街地走行JC08モードなどでは大変優秀なのだ。

 現状では、バッテリーのエネルギー密度がガソリンに比べかなり落ちるので、十分なバッテリーの大きさを用意しなければならないが、すると車両重量が重すぎてしまう。1月に発表したリーフe+の通りだ。EVで実用航続距離300kmを確保しようとすると、標準車と比較して150kgも重くなってしまうのだ。

 そうなると、現状のバッテリー性能では、やはりトヨタ方式ハイブリッドの効率が高いことは認めざるを得ない。しかし間もなく、「全固体電池」など次世代バッテリーが生産されてくる予定で、EVの性能も一気に様変わりしてくるだろう。またエンジンの熱効率は、現状の最高40%から50%を超えるのは目の前で、火力発電を超える熱効率を成し遂げることとなる。両者の努力で燃費は向上し続けるのだろう。

 そして、トヨタ・アクアと日産・ノートe-POWERの戦いはこれからも続くのだろう。この争いは皆が歓迎すべき、珍しい戦いとなる。(記事:kenzoogata・記事一覧を見る

関連キーワードトヨタ自動車ハイブリッド車日産自動車アクア(トヨタ)ノート全固体電池

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