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ドイツ製薬会社バイエル、モンサント買収で訴訟リスク 株価は大幅下落
記事提供元:スラド
あるAnonymous Coward曰く、 除草剤・農業バイオ技術大手の米モンサントを買収するドイツの製薬・化学大手バイエルが窮地に陥っている。同社は今年6月、630億ドルでのモンサント買収を完了させたばかりだった。バイエルは、買収が完了すれば投資家は同社の価値を再評価すると考えていた。ところが、バイエルは、数十億ドルにも膨らみかねない法的責任と中核事業がリスクにさらされる可能性を抱え込む結果になった。
米カリフォルニア州サンフランシスコの裁判所は10日、モンサントの除草剤「ラウンドアップ」がガンの原因になったとして、末期がんに苦しむ学校のグラウンド管理人、ドウェイン・ジョンソンさんへの損害賠償金2億8920万ドル(約320億円)の支払いを命じた。この結果、13日には、投資家がバイエル株を一斉に売却し、時価総額は約107億ドルも目減りする結果となった。規制当局が「グリホサート」に発がん性があると判断した場合、化学薬品が大半を占めるモンサントの農業生産性部門は消滅する可能性があるとしている(WSJ、AFPBB News)。
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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