1~3月期の訪日外国人消費額、17%増の1兆1343億円に 観光庁発表

2018年4月21日 11:31

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 観光庁が2018年1~3月期に日本を訪れた外国人の消費動向を発表、訪日外国人の増加に伴い、全体の消費額も増加している一方で、1人当たりの消費額は減少傾向にあることも明らかになった。

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■前年同期比17.2%の増加

 18日、観光庁が2018年1~3月期における「訪日外国人消費動向調査結果(速報)」を発表した。この期間内に日本を訪れた外国人全体の旅行消費額は1兆1,343億円で前年同期比17.2%の増加だった。

 1~3月期では、調査開始以来初めての1兆円超えで、四半期ベースでは昨年7~9月期の1兆2,306億円、10~12月期の1兆1,400億円についで3番目に多い金額。また昨年4~6月期の1兆776億円と合わせて、四半期ベースでは4期連続(つまり丸1年)の1兆円超えとなった。

■国や地域別のトップ3は中国、台湾、韓国

 国や地域別で最も消費額の多いのは、中国の4,391億円。これは前年同期比18.1%の増加で、全体の38.7%を占めている。

 以下、台湾(消費額:1,495億円、前年比:+12.1%、以下同じ)、韓国(1,476億円、+25.1%)、香港(819億円、+2.3%)、アメリカ(547億円、+18.1%)、オーストラリア(409億円、+19.8%)、タイ(372億円、+4.0%)、ベトナム(196億円、+63.2%)、イギリス(160億円、+34.7%)、マレーシア(151億円、+23.8%)と続いている。

■1人当たりのトップ3はオーストラリア、ベトナム、中国

 1人当たりの旅行支出は14万8,891円で、前年同期比0.6%の増加。ただし、昨年7~9月期の16万5,412円、10~12月期の15万2,119円から2期連続の減少。ここ数年の推移をみると、2015年7~9月期の18万7,165円から緩やかな減少傾向にある。

 国籍別で1人当たりの旅行支出が最も多い国や地域は、オーストラリアの25万1,471円。次いで、ベトナム(22万7,021円)、中国(22万5,923円)で、この3か国が20万円超え。4位以下は、イギリス(19万9,971円)、フランス(19万2,952円)、イタリア(18万9,592円)、スペイン(18万7,481円)、インド(16万9,894円)、アメリカ(16万8,257円)、ロシア(16万7,332円)などとなっている。

■買い物の中国、レジャーのオーストラリア

 訪日外国人1人当たり費目別旅行支出を見ると、国による訪日目的が垣間見える。全体の平均では、宿泊費が4万1,524円、飲食費が3万503円、交通費が1万5,767円、娯楽等サービス費が9,051円、買い物代が5万1,995円、その他が51円、平均泊数が9.8泊となっている。

 これが中国では、買い物が11万628円、娯楽等サービス費が1万7,097円と、それぞれ平均の倍近くになる。平均泊数は11.2泊と全体平均から少し増えているだけのため、買い物に多く支出しているのが分かる。中国以上に娯楽等サービス費が多いのはオーストラリアの2万5,549円で、もちろん国や地域別でトップの数字。ただしオーストラリアの平均泊数が14.6泊と多めのため、1泊当りの娯楽等サービス費で比較すると、中国が1,527円、オーストラリアが1,750円となる。(記事:県田勢・記事一覧を見る

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