2月の牛丼チェーンは3社ともに好調、吉野家はキャンペーンで客数5割増

2018年3月6日 18:53

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キャンペーンで好調だった吉野家。(c) 123rf

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 牛丼チェーン3社が2018年2月の売上を発表した。3社ともに売上が好調だった中、吉野家はキャンペーンの成果もあって、客数が前年同月比5割増しとなった。

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■すき家は客単価が好調

 1日、ゼンショーホルディングスがすき家の2月次売上推移を発表した。前年同月比で既存店売上高が104.9%、客数が100.8%、客単価が104.1%、全店売上高が102.6%だった。

 既存店の客単価は、2016年7月から21カ月連続で前年比プラス。今期の客数は10月に前年同月比96.2%まで落ち込むことがあったものの、11月:99.1%、12月100.2%、1月102.2%と上昇基調が続き、2月は100.8%に留まったものの、好調な客単価と合わせて11月以降、4カ月連続で既存店売上が前年同月比プラスとなっている。

 今期(2017年4月~18年3月)の累計は既存店売上高が102.4%、客数が99.5%、客単価が102.9%、全店売上高が101.7%。残り1カ月で既存店客数が前年比プラスとなるのは難しそうだが、既存店、全店ともに売上高が前年を上回るのは、ほぼ確実だろう。

■松屋は順調な新規出店で好調継続

 1日、松屋フーズが2月の月次報告(速報)を発表した。前年同月比で既存店売上が100.0%、客数が99.2%、客単価が100.8%、全店売上高が103.6%だった。

 客単価の前年比プラスが続いている一方、客数は10月以降5カ月連続で前年比マイナスとなったことで、既存店売上高は前年比100%前後の水準が続いている。ただし新規出店が継続していることもあって、全店売上高は2014年12月から39カ月連続で前年比プラスだ。

 今期(2017年4月~18年3月)の累計は、既存店売上高100.5%、客数99.2%、客単価101.3%、全店売上高104.2%。すき家と同様に、残り1カ月既存店客数の前年比プラスは難しそうだが、既存店、全店ともに売上高前年比プラスを確保できそうだ。

■吉野家2月はキャンペーンで客数5割アップ

 5日、吉野家ホールディングスが2月の月次推移を発表した。前年同月比で既存店売上高が136.3%、客数が154.0%、客単価が88.5%、全店売上高が139.6%、客数が158.3%、客単価が88.2%だった。

 携帯会社とのタイアップやLINEクーポンなどの効果で客数が5割増となり、その分客単価は10%強落ち込んだものの、売上高プラスはガッチリ確保した。

 今期(2017年3月~18年2月)の累計は、既存店売上高105.4%、客数105.0%、客単価100.4%、全店売上高104.8%、客数103.5%、客単価101.3%。キャンペーンとの差異もあって、10月こそ前年比で落ち込んだものの、通期では客数、客単価ともに前年を上回った。

■国内の牛丼市場は頭打ち?

 3社の発表で気になるのが店舗数だ。すき家は、期初である2017年4月の1,963店から18年2月時で1,946店と17店舗減少。吉野家の国内店舗数も、2017年1月の1,206から18年1月時で1,197店と9店舗減少している。松屋は期初である4月の943店から2月時で953店と10店舗増加。カラーの異なるチェーン3社を合算するのは乱暴だが、3チェーンの合計店舗数は微減となる。

 ゼンショーも吉野家も他のチェーンが伸びているため、牛丼部門が横ばいでも、会社全体で伸びていることに変わりはない。しかし国内外食市場における牛丼は頭打ちなのか気になるところだ。(記事:県田勢・記事一覧を見る

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