2016年のeコクピット世界市場規模は62万5,000台の見込み

2017年1月28日 21:22

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記事提供元:エコノミックニュース

 eコクピットとは車載カメラとの連携、危険警告、ヘッドアップディスプレイ(HUD)による緊急表示などを行う車載 HMI(Human Machine Interface)システムのこと。将来的にはカーナビゲーションのような情報や音楽・映像配信などのインフォテインメント(情報・娯楽)機能のみならず、クルマそのものの基本機能(走る+曲がる+止まる)に加え、先進運動支援システム(ADAS; Advanced Driving Assistant System)と連携した表示システムとなる。矢野経済研究所では、車載 HMI/e コクピットの世界市場の調査を実施した。

 それによると、2016年のeコクピット世界市場規模はメーカー出荷数量ベースで、62万5,000台の見込みである。2013年から2015年まではセンターディスプレイのカーナビゲーションおよびDA(ディスプレイオーディオ)が主流であり、2016 年には第一世代 eコクピットといわれるものが主に欧州の自動車メーカーから純正品として製品化されたが、まだ一部に留まっている。

 現行のeコクピットはセンターディスプレイ、クラスタディスプレイ、ヘッドアップディスプレイ(HUD)の統合型であるが、今後はモバイル端末との連携、近距離通信、デジタル地図、カーナビゲーション等の情報系と、先進運転支援システム(ADAS)を中心とする車両の制御系を融合させて表示する、eコクピットが実用化されるものとみる。

 2016年から2022年までのeコクピット世界市場の年平均成長率(CAGR)は54.0%とみており、2022年には833万6,000台まで拡大するものと予測する。今後、e コクピットは自動運転システム搭載車の普及に伴い、増加していくものと考えるとしている。

 モバイルネットワークにおける情報の大容量化や高速化、また自動運転システムの進展に伴い車車間・路車間通信、ドライバモニタリングなどが想定されるなか、車載機、いわゆるカーナビゲーションシステムやカーオーディオ・映像受信といった車載情報系システムには2 つの方向性があるものと矢野経済研究所では考えているという。

 ひとつはApple社のCarPlayやGoogle社のAndroid Autoなどに代表される車載OSにより、スマートフォンなどのモバイル端末と車載機を連携させるものであり、主に小型車や新興国向けの車両に搭載される車載情報系システムである。

 もうひとつは高級車から搭載されるとみられるeコクピットである。eコクピットとは、センターディスプレイ、クラスタディスプレイ、ヘッドアップディスプレイ(HUD)等を統合した車載 HMI(Human MachineInterface)システムである。e コクピットは先進運転支援システム(ADAS; Advanced Driving AssistantSystem)とも連携し、運転者の状態を検知するとともに、運転者に警告・警報を行うシステムになるものと期待されており、将来は情報系と車両の制御系システムを総合して表示するシステムになるものとみられる。(編集担当:慶尾六郎)

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