トヨタ2020年4-6月期、販売台数50%減、売上40%減でも利益確保

2020年8月7日 16:56

(c) 123rf

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 自動車各社が2020年4-6月期の決算を発表しているが、前年同期比で販売台数が31~64%減で赤字に転落する中、トヨタは販売台数50%減となりながら、1588億円の利益を確保した。日産は販売台数で同じように48%減でありながら、最終損益は2855億円の赤字となった。スズキはかろうじて赤字を逃れたが、誤差範囲と言ったところだ。

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 2020年度通期見通しでは、トヨタは当初予測を据え置いている。それは、新型コロナウイルス感染終息が見えない現状であり、予測は難しいところであろう。しかし、販売台数が半減しても、赤字転落とならないのかが不思議なくらいだ。TNGAの威力であろうが、変動費削減も順調に済ませ、固定費までも下げているのであろうか?そのメカニズムを知りたいところだ。

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 2021年3月期の通期見通しとしては、トヨタブランドとして720万台を見込み、レクサスブランドと合わせては、830万台を見込むようだ。レクサスブランドの回復見込みは、前年同期に対して第2四半期は約25%減、第3四半期は約15%減、第4四半期は約5%増と見込んでいる。この強気の見通しをレクサスが持てるのは、「格差拡大」が背景として見込まれるということであろうか?

 また中国市場は、既に回復してプラス成長に戻ったと言われる。新型コロナウイス感染拡大の第2波が心配される状況だが、中国、ニューヨーク、ドイツ、韓国などは強力なPCR検査体制を敷いて、北京、武漢、ニューヨークといった都市では、第2波の動きを封じ込めることに、今のところは成功している。

 新車攻勢の効果があることは業界では知られているが、販売台数半減でも利益を出せる企業が、決算知識から見て自動車産業にあるとは考えていなかった。製造業は「かなりのハイテク企業」であることを再認識させられる。(記事:kenzoogata・記事一覧を見る

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