ロボットを遠隔操作して見学できるミライの無人モデルハウスがオープン

2020年5月3日 21:32

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記事提供元:エコノミックニュース

アキュラホームは、ロボットを遠隔操作することで、自宅に居ながら見学が可能な無人モデルハウス「ミライモデル」を 4 月29日(水)から全国 17 ヵ所でスタートした。

アキュラホームは、ロボットを遠隔操作することで、自宅に居ながら見学が可能な無人モデルハウス「ミライモデル」を 4 月29日(水)から全国 17 ヵ所でスタートした。[写真拡大]

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 長引く新型コロナウイルス禍の影響で、企業の倒産が加速し始めている。東京商工リサーチが5月1日17時現在で発表した「新型コロナウイルス」関連倒産状況によると、「新型コロナ」関連の経営破たんが全国累計で114件(倒産84件、弁護士一任・準備中30件)に達したという。 業種別では、宿泊業が26件と突出し、次いで飲食業、アパレル業となっており、インバウンド需要と個人消費の急激な落ち込みが大きな打撃となっているようだ。また、製造業や建設業にも影響が出始めていることが分かった。経済活動が停滞する状況がこれ以上続けば、被害はさらに増えることだろう。

 しかし、この状況下にあっても決して挫けず、懸命な工夫と努力によって、営業活動を続けようとする企業も少なくない。また、そういった企業の中のいくつかは、コロナ対策と同時にコロナ終息後のビジネスの準備もはじめている。新型コロナウイルスの脅威が過ぎ去っても、後には荒涼とした世界が残る。おそらく、世界的な大恐慌に陥ることは避けられないだろう。その波にのまれてしまわないようにするためには、今から準備を進めておく必要があるだろう。

 例えば、木造注文住宅メーカーのアキュラホームも、そんな企業の一つだ。同社では、ステイホームが続く中でも、自宅に居ながらにしてモデルハウスの見学が可能になる仰天のサービスを開始した。そのサービスの中心となるのがITを駆使した最新の自走式案内ロボットの「ゴーカンナ君」だ。見学客はこの案内ロボット「ゴーカンナ君」を専用のタブレットで遠隔操作し、内蔵されたカメラを通してリアルタイムでモデルハウス を自由に見学することができる。

 同社では6年も前から、無人モデルハウスの研究開発に取り組んできた。そして、今年の4月1日から、この「ゴーカンナ君」を埼玉県さいたま市の「さいたま新都心展示場」にて運用を開始し、ロボットが案内する非接触の無人モデルハウス「ミライモデル」をオープンした。現在、同社のモデルルームは休業しているが、お客のご要望があれば対応しており、同社では4月29日より、全国 17 ヵ所でこの無人モデルハウスをスタートさせ、ステイホームのゴールデンウイークにも見られるようにしている。

 一般でも、Zoomなどのアプリケーションを利用して非接触のビデオ会議が流行しているが、名刺管理サービスでトップシェアを誇るSansanは、年内にリリース予定だったWeb上で名刺交換できる追加機能を前倒しでスタートして話題を呼んでいる。会議だけでなく商談もオンラインで行われる中、Web上での名刺交換のプロセスが確立されていないことに着目したものだ。同社のサービスは国内で7000社が導入している。今後、Web上での名刺交換が当たり前になるかもしれない。

 新型コロナウイルスの感染拡大を防止するためとはいえ、経済活動をストップさせてしまっては、社会が持たない。そんな中、知恵を絞り、これまでの経験と最新の技術を最大限に利用して、さらなる飛躍に向けて動き出そうとしている企業の姿には、勇気を与えられる。ぜひ、見習いたいものだ。(編集担当:藤原伊織)

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