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日立製作所子会社の日立オートモティブシステムズの電動パワーステアリング部品に不具合が発生、SUBARUの群馬製作所完成車組立がストップ。発表によると1月28日から再開できる見込みだ[写真拡大]
SUBARUが完成車組立工場である群馬県太田市の群馬製作所の稼働を16日から停止している。外部調達する主要部品の一部に不具合が見つかったためだ。影響はすでに1万台以上に及んでおり、業績にも響きそうだ。
不具合が見つかったパーツは、日立製作所子会社の日立オートモティブシステムズの電動パワーステアリング装置。不具合は、メーターパネル内のステアリング制御警告灯が点灯するとともに、パワーステアリング機能が停止し、ハンドル操作が重くなる恐れがあるというもの。
16日以前に出荷された完成車にも不具合品が搭載されている可能性があり、「上記不具合が発生した場合には、直ちに運転を中止して販売店に連絡してほしい」としている。
なお、SUBARUでは不具合の原因を詳しく調べた結果、それに基づき対策を施した部品を準備できる目途が立ったことから、早ければ1月28日から、群馬製作所での生産・出荷を再開する方向で準備を進めているという。
群馬製作所はSUBARUの完成車組立工場として国内唯一の拠点。生産しているのは小型車「インプレッサ」や人気SUV「フォレスター」、トヨタ自動車にOEM供給しているスポーツモデル「86」、その兄弟車「BRZ」など主力の9車種だ。そのうち問題の部品を使っていたのは「インプレッサ」「フォレスター」「XV」の3車種だった。
同工場で生産するクルマの8割が輸出用で、その半数以上が主力市場の米国向けだ。1月15日にSUBARUが発表した2019年計画では、同工場で65万台/年の生産し、米国販売は現地生産分を含めて過去最高の70万台を計画していたが、この計画にも影響を与えそうだ。
SUBARUは2017年秋に日産自動車に続いて無資格者の完成検査問題を公表し、その後、相次いで新たな不正が発覚したという経緯がある。2018年11月にはエンジンの一部部品に不具合が見つかり、10万台のリコールに発展するなど品質問題が頻発している。そして今回の問題が発生した。同社の管理体制が問われる。(編集担当:吉田恒)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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