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カイパーベルト天体「Ultima Thule」は雪だるま型
あるAnonymous Coward 曰く、 NASAのニューホライズンズ探査機は1日、予定通りカイパーベルト天体「2014 MU69 (愛称: Ultima Thule)」のフライバイを実行した(ジョンズホプキンス大APLのニュース記事、Engadget日本版の記事、TechCrunch Japanの記事)。
10時間ほど後に届いた画像は約27,000kmの距離から撮影されたもので、Ultima Thuleは二つの小天体が結合したような雪だるま状の形をしていることが明らかになった。この形は、日本人的にはイトカワに近いものを感じるかもしれない。この画像は最接近の30分前に撮影されたものだが、今後数週間から数か月かけて、さらに高解像度の画像や観測データが送信される見込み。
これまでの観測では、Ultima Thuleが連星軌道を周回する2つの天体なのか、結合して1つになっているのかはっきりしていなかった。2つの天体が結合した際の速度は、2台の自動車が衝突してバンパーが曲がる程度の速度を超えることはないとみられている。チームでは結合した2つのうち大きい方(直径31km)を「Ultima」、小さい方(直径19km)を「Thule」と呼んでいるようだ。
日本時間1月1日14時33分にニューホライズンズがUltima Thuleをフライバイした際の速度は時速51,000km以上。3,500km程度の距離まで接近しており、史上最も目標に接近したフライバイだったという。なお、ニューホライズンズは太陽の反対側を通過するため通信を中断し、通信再開は1月10日となる(ジョンズホプキンス大APLのニュース記事[2])。
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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