上半期最もブレイクした俳優・高橋一生、『耳すば』主役声優は伊達じゃない

2017年7月5日 18:57

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女性情報誌『anan』の表紙にも掲載された高橋一生。独特の声と表情は多くの女性を虜にしている。(c)マガジンハウス

女性情報誌『anan』の表紙にも掲載された高橋一生。独特の声と表情は多くの女性を虜にしている。(c)マガジンハウス[写真拡大]

■2017年上半期ブレイク俳優ランキングで1位の高橋一生
 オリコンが発表した、2017年1月から6月にブレイクした俳優を決める「2017年上半期ブレイク俳優ランキング」にて、2位に圧倒的な差をつけ、高橋一生が1位となった。今ではドラマだけでなくCMにも多数出演する彼だが、実は息の長い俳優だ。

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■青春映画の金字塔『耳をすませば』の声優として有名
 高橋一生は1980年12月9日生まれで、現在36歳だ。幼少期は人と話すことが苦手で、祖母の勧めで児童劇団に入ることになる。劇団に入って才能を早くも開花させた高橋は、10歳にして映画『ほしをつぐもの』にてデビューすることになるのだ。

 さらに、中学3年生のときに『耳をすませば』で声優デビュー。スタジオジブリが制作したアニメーション映画で、主人公・月島雫の相手役である天沢聖司を担当。天沢はひたむきに夢を追いかける青年で、女性を中心に今でも人気のあるキャラクターだ。

■ドラマをはじめCMでの起用も増加
 『耳をすませば』以降はドラマや映画での出演は控えめになった高橋一生。だが、大河ドラマ『軍師官兵衛』やテレビ朝日のドラマ『民王』の演技で再び注目を集める。そして、最も彼が注目を集めたのが2017年1月期のドラマ『カルテット』だ。

 『カルテット』ではヴィオラ奏者の役を演じ、共演した松たか子・松田龍平・満島ひかりに負けない存在感を発揮。金銭や仕事に関しては適当なとことがあるが、他人を思いやる一面を持つキャラクターが一気に視聴者の目を惹きつけた。さらに、『カルテット』と同じ時期に始まった大河ドラマ『おんな城主 直虎』にも出演しており、2017年上半期のドラマは引っ張りだこの状態だ。

 加えて、森永乳業『MOW』やキリン『旅する氷結』など多数のCMにも出演。中でも映像配信サービス「dTV」の新CMでは、宇宙飛行士となった長澤まさみを待つ夫役を熱演。短い時間でもしっかりドラマ性のある内容となっており、高橋の実力がにじみ出ているCMとなっている。

■長年の俳優経験を映画で如何なく発揮
 2017年に大ブレイクした高橋一生だが、彼のブレイクを語る上で外せないのが映画『シン・ゴジラ』への出演だ。2016年に大ヒットした『シン・ゴジラ』では、オタク気質の研究員役を演じ、ゴジラに負けないほどのインパクトを与えた。

 ドラマやCM、映画での演技力が評価されている彼だが、今後もすでに『噓を愛する女』や『空飛ぶタイヤ』などに出演することが決定している。まさに飛ぶ鳥落とす勢いで出演しているが、長い役者経歴を見てみると今の活躍もうなづける。アンニュイな笑顔で機微を表現する高橋一生の演技を、ぜひ一度は確認していただきたい。(記事:藤田竜一・記事一覧を見る

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