米Cerebras株9%高 OpenAIアルトマンCEO「緊密なパートナー」と強調

2026年10月6日 09:52

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記事提供元:International Business Times

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 米AI半導体企業Cerebras Systems(セレブラス・システムズ)の株価が5日、大幅に反発した。米OpenAIのサム・アルトマン最高経営責任者(CEO)が、両社の関係を巡る懸念に対し、Cerebrasを「緊密なパートナー」と位置付けたことで買い戻しが入った。

 Cerebras株は5日の通常取引を前営業日比15.12ドル(9.08%)高の181.55ドルで終えた。一時185.29ドルまで上昇し、前営業日終値からの上昇率は最大約11.3%となった。

 同社株は前週、206.75ドルから166.43ドルへ19.5%下落していた。2日の終値166.43ドルは、5月のナスダック上場以来の終値ベースの安値だった。Cerebrasは5月14日に取引を開始し、新規株式公開(IPO)価格は1株185ドルだった。

 売り圧力の背景には、調査会社SemiAnalysisが、OpenAIの「GPT-6.1 Sol」の高速処理サービス「Ultrafast」について、Cerebras製ではなくエヌビディアの画像処理半導体(GPU)を使うと報告したことがある。OpenAIは9月29日にGPT-6.1 Solを発表しており、同日時点で同モデルのUltrafastは「近日提供予定」としていた。

 アルトマンCEOは2日、Xへの投稿で「Cerebrasとの提携について一部で臆測が出ている」としたうえで、「Cerebrasは緊密なパートナーであり、スピードの限界を押し広げるため深く協力している」と述べた。投稿後、Cerebras株は2日の時間外取引でも上昇した。

 OpenAIとCerebrasは1月14日、複数年の提携を発表した。OpenAIのプラットフォームに合計750メガワット(MW)の超低遅延AI計算能力を追加し、2028年まで複数段階に分けて稼働させる計画である。

 Cerebrasは一般的なGPUとは異なり、シリコンウエハー規模の大型プロセッサーを開発している。計算能力、メモリー、帯域幅を1つの巨大なチップに集約し、AIの推論処理を遅らせるボトルネックの削減を狙う。

 OpenAIは提携発表時、用途に応じて異なる計算システムを組み合わせる方針を示した。Cerebrasの低遅延システムを加えることで、AIの応答高速化や、より自然な対話、コーディングやAIエージェントなど負荷の高い用途への対応強化につながるとしている。

 CNBCが報じたCitiのアナリストの見解では、2026〜2028年のCerebrasの売上高予想は「変更していない」。最先端AIモデルはまずAI研究各社の内部向け半導体で展開され、その後に外部クラウドやCerebrasなどへ広がる可能性があるため、今回の動きだけで提携関係の悪化を判断するのは時期尚早との見方を示した。

 一方、CitiはCerebras株が今後市場を上回るには、粗利益率の安定を示すことが一段と重要になると指摘した。粗利益率の底打ちがさらに遅れれば、同社株の高いバリュエーションを踏まえ、投資家心理の重荷になる可能性があるとしている。

※この記事はInternational Business Timesから提供を受けた記事を日本向けに翻訳・編集したものです。

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