渋谷駅桜丘口の再開発事業、施設名称が「Shibuya Sakura Stage」に

2023年2月10日 08:14

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渋谷駅桜丘口地区第一種市街地再開発事業の完成イメージ(東急不動産発表資料より)

渋谷駅桜丘口地区第一種市街地再開発事業の完成イメージ(東急不動産発表資料より)[写真拡大]

  • JR渋谷駅の新改札口とSHIBUYAサイドを結ぶ北自由通路(仮称)(東急不動産発表資料より)
  • 渋谷駅西口歩道橋デッキ(東急不動産発表資料より)
  • 周辺地区と連携した縦軸動線「アーバン・コア」(東急不動産発表資料より)
  • プロジェクト地区平面図(東急不動産発表資料より)
  • プロジェクト地区断面図(東急不動産発表資料より)
  • 「Shibuya Sakura Stage」ロゴ(東急不動産発表資料より)
  • オフィス施設(東急不動産発表資料より)

 渋谷駅桜丘口地区市街地再開発組合が進める第一種市街地再開発事業で、整備中の施設名称が「Shibuya Sakura Stage」(東京都渋谷区桜丘町など)に決まった。組合員として再開発組合に参加する東急不動産が明らかにしたもので、商業施設、オフィス、共同住宅などが入る4棟が11月に完成する。2024年夏には街開きのイベントを予定している。

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 新名称はさまざまな人が集う渋谷で、すべての人が主役になって自分の物語を発信する舞台にすることと、桜を愛する日本人の心を大事にする思いを込めて命名された。

 名称決定に伴い、A街区を「SHIBUYAサイド」、B街区を「SAKURAサイド」と命名。SHIBUYAサイドのA1棟を「SHIBUYAタワー」、A2棟を「セントラルビル」、SAKURAサイドのB棟を「SAKURAタワー」、B先端棟を「SAKURAテラス」と名づけた。

 渋谷駅桜丘口地区第一種市街地再開発事業は、開発区域約2.6ヘクタール。SHIBUYAサイドは39階建て、高さ179メートルのSHIBUYAタワー、17階建てのセントラルビルが建設される。延べ床面積は約18万5,000平方メートル。商業施設とオフィスになる。

 SAKURAサイドは30階建て、高さ127メートルのSAKURAタワーが整備される。延べ床面積は約6万9,000平方メートル。商業施設、共同住宅、オフィス、サービスアパートメントなどが入る。他にC街区に日本基督教団中渋谷教会が建築される。

 商業施設は店舗面積が約1万5,000平方メートル。物販、飲食など多種多様な店舗が入居し、渋谷駅前のにぎわいを支える。情報発信拠点となるイベントステージを整備、最先端のクリエーターが集う場所にする。

 共同住宅は155戸分、サービスアパートメントは126室を用意する。オフィスはSHIBUYAタワー、セントラルビル、SAKURAタワーの3棟に入り、それぞれの基準階面積を変えることで大企業からスタートアップまで幅広い入居を可能にする。(記事:高田泰・記事一覧を見る

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