自動車アフターマーケット市場、18年は微増 自動車賃貸など好調 矢野経済研究所

2019年8月10日 16:55

小

中

大

印刷

 矢野経済研究所がこのほど実施した自動車アフターマーケットの市場調査によると、中古車輸出台数の伸長や自動車賃貸の成長などを背景に、18年の国内市場は、前年の19兆6,296億円から微増の19兆6,490億円と堅調に推移していることが判明した。

【こちらも】日産のカーシェア「NISSAN e-シェアモビ」、開始1年で500カ所のステーション

 18年に日本から海外に輸出された中古車は過去最高の132.7万台。日本の中古車輸出は車検制度に裏打ちされた「高性能・高品質」というブランド価値があるため世界市場では人気がある。

 なかでも南アフリカやケニア、タンザニアといった経済発展を遂げるアフリカ諸国からの需要が高く、原油価格の高騰により資源国からの需要も増加している。これに伴い輸出向け車両の主な調達ルートであるオートオークションの落札台数も増加し、成約率や金額ともに上昇傾向にあるという。

 中古車の需要増を背景に、自動車流通大手では海外でのオークション開催や中古車の小売、車両整備業に進出する動きが加速。国内の流通減少に対して、海外進出は重要な戦略の1つとなっている。

 国内を見ると若年層の減少やライフスタイルの変化により、車両保有台数が近く減少傾向になることが予想されている。自動車流通事業者各社ではリース販売など顧客の囲い込みに注力し、定期点検や車検などのメンテナンスサービスも拡充している。

 各事業社では事業の多角化も大きなキーワードとなっている。主力単体では事業規模の維持が難しく、主力事業を補足する新たな事業の参画が目立つ。なかでもシェアリングエコノミーを背景に拡大している自動車賃貸事業は大きな成長を示しており、車両販売、カー用品販売、自動車整備事業、ガソリン販売など各社相次いで参入し、事業を多角化させている。

 今後も自動車賃貸事業は個人向けオートリースや訪日外国人客需要に支えられたレンタカー、カーシェアリング、定額制市場など高い成長が見込めることから、市場の動きには注目である。

関連キーワード訪日外国人アフリカ矢野経済研究所レンタカーカーシェアリング

広告

写真で見るニュース

  • 虎ノ門・麻布台プロジェクト完成イメージ。(画像:森ビル発表資料より)
  • BMW 330e iPerformance(画像: BMWの発表資料より)
  • 「ポルシェタイカン」ナルドでのテスト風景(画像:ポルシェ ニュースルーム発表資料)
  • 蛇田店に配備されているせいきょう便(みやぎ生協発表資料より)
  • アストンマーティンから誕生する初SUVは、多くの自動車ファンの関心を集めそうだ(画像: アストンマーティン発表資料より)
  • スターバックスリザーブストア銀座マロニエ通りの外観イメージ。(画像:スターバックスコーヒージャパン発表資料より)
  • 8月16日に行われたNASAによる発表の様子 (c) NASA Television
  • 「HondaJet Elite」(画像: 本田技研工業の発表資料より)
 

広告

ピックアップ 注目ニュース