倒産件数、19年上半期は10年連続で減少 6月は5カ月ぶり増加 東京商工リサーチ調査

2019年7月9日 12:30

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 東京商工リサーチの発表によると、2019年上半期の企業倒産件数は10年連続で減少となったものの、6月の倒産件数が5カ月ぶりに増加したことが分かった。

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■5カ月ぶりに増加

 8日、東京商工リサーチが6月の企業倒産状況を発表した。6月の全国企業倒産(負債額1,000万円以上)件数は734件で、前年同月比6.3%増となった。増加したのは5カ月ぶりで、さらに2018年11月の718件以来、7カ月ぶりの700件台だった。

■小口倒産が大半

 負債総額は869億5,700万円で、前年同月比60.3%減となり3カ月ぶりに減少した。これは、前年6月は3件だった負債額が100億円以上の倒産がゼロとなり、1億円未満が560件(全体の76.2%)と小口倒産が多かったためで、6月の負債総額として1,000億円を下回ったのは1989年以来のこと。

■産業別最多はサービス業他の224件

 産業別で最も倒産件数が多かったのはサービス業他の224件(前年同月比:2.08%減、以下同じ)、ついで、建設業が133件(12.71%増)、卸売業が100件(6.38%増)、小売業が100件(14.94%増)などとなっている。

 地区別では中部(倒産件数:89件、前年同月比:17.5%減、以下同じ)と近畿(174件、3.8%減)の2地区で件数が減少した。一方、北海道(25件、31.5%増)、東北(33件、6.4%増)、関東(278件、11.6%増)、北陸(22件、46.6%増)、中国(34件、70.0%増)、四国(20件、42.8%増)、九州(59件、11.3%増)の7地区で増加となった。

■上半期の倒産件数は10年連続で減少

 同日、東京商工リサーチは2019年上半期の全国企業倒産状況も発表している。19年上半期(1~6月)の全国企業倒産(負債額1,000万円以上)件数は3,991件で、前年同期比3.7%減となり、10年連続で上半期は減少が続いている。

■負債額は微増で増加に

 負債総額は7,623億6,000万円で、前期比2.1%増となり微増ながらも2年ぶりに増加した。負債額が最も大きな倒産は、ブラウン管製造などを手がけるMT映像ディスプレイの1,033億2,600万円で、1,000億円超えはこの1件のみ。ついで、エメラルドグリーンクラブ(450億円)、サンユウ産業(232億円)、FKサービス(215億8,900万円)、ワイ・ケイ・ジャパン(162億4,200万円)と続いている。

■サービス業他、運輸業、情報通信業が増加

 産業別で最も倒産件数が多かったのはサービス業他の1,247件(前期比:1.29%増、以下同じ)、ついで、建設業が694件(3.61%減)、小売業が557件(3.29%減)、卸売業が540件(13.87%減)、製造業が480件(8.39%減)などとなっている。

 倒産件数が増加したのは、サービス業他以外に運輸業(倒産件数:135件、前期比:20.53%増、以下同じ)、情報通信業(178件、4.70%増)の3業種のみで、他の7業種では倒産件数が減少した。(記事:県田勢・記事一覧を見る

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