JIECと近大、AI活用して講義支援 質問応答業務のコスト半減に成功

2019年4月19日 08:41

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質疑応答業務のコスト半減に成功(画像:JIECの発表資料より)

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 JIEC(東京都新宿区)と近畿大学(大阪府東大阪市)は16日、JIECが開発したAIによる問い合わせ対応サービス「manaBrain(マナブレイン)」によって講義をサポートするV-TA(バーチャル・ティーチング・アシスタント)の有効性を検証した結果、講義内容に関する受講生からの質問に対して、質問応答業務のコストを半減することができたことを発表した。今回の検証結果は、6月4日から7日に新潟で開催される人工知能学会全国大会で発表される予定。

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 V-TAは、IBM Watsonを活用したAI問い合わせ対応サービス「manaBrain」を利用し、学生の質問に対する対応をティーチングアシスタントに代わって行うというもの。従来は、大学院学生が担当していた学部学生に対する助言や演習などの教育補助業務のうち、質問応答をAIが肩代わりするというわけだ。

 近畿大学では2017年9月から、「情報メディアプロジェクトII」の授業でWatsonを教材とした講義と実習を行い、JIECは講義資料を作成したり講師を派遣したりしてきた。実習では質問がある学生に対し、その場で講師やティーチングアシスタントが個別に回答することになるが、同じような質問が多く、講師とグアシスタント全員で対応してもすべての質問にその場で回答することは難しかったという。そこでJIECと近畿大学は、2018年9月から19年3月にかけmanaBrainを利用したV-TAを導入し、講義内容に関する質問に回答させることとした。

 V-TA には、Watsonの自然言語処理技術をベースに、JIECのWatson活用のノウハウが生かされている。学生の質問に自動で対応するだけでなく、質問と回答の履歴と、対応状況を可視化する。学生は講義時間以外でも質問可能だ。

 今回、JIECと近畿大学がV-TA導入の成果を検証したところ、約57%の質問に対し正しく回答し、質問応答業務のコストを半減することに成功したことを確認したという。V-TAが収集・可視化した質問と回答のデータは、講義資料の改善やV-TAの追加学習などに活用されている。

 JIECと近畿大学は、今回判明した課題を改善し、V-TA活用をさらに進めていくとともに、得られた成果や問題点を今後の授業にフィードバックしてAIを活用したコミュニケーションの実践と学習を強化していきたいとしている。(記事:Kei_T・記事一覧を見る

関連キーワード人工知能(AI)IBM近畿大学

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