医療情報システムの国内市場予測、「オンライン診療」市場拡大へ

2018年3月9日 09:13

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 富士経済は8日、医療情報システムの国内市場調査結果を発表、今後の注目市場として以下の4つを挙げている。

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■クラウド型電子カルテ

 クラウド型電子カルテ市場は、2025年には16年比2.3倍の46億円になると予測。

 クラウド利用による低コストに加え機能面のメリットも認知され、診療所や中小病院を中心に導入が進んでいる。中小病院では地域連携システムへの参加や業務の効率化が期待できることから、初期費用が抑えられるクラウド型への関心が高まっているという。

■オンライン診療システム・サービス

 オンライン診療市場は、2025年には16年比10.5倍の42億円になると予測。

 以前は離島やへき地など遠隔地への診察や問診などに限られていたが、現在は都市部でも医療が可能になった。オンライン診療に関わる診療報酬も新設される予定があることから、医療施設が増加し、市場は拡大していくとしている。

■遠隔看視・在宅医療向けモニタリングシステム

 2025年には、16年比1.3倍の73億円になると予測。

 個人宅のパソコンや携帯電話、カメラなどを通じて高齢者の安否確認やバイタルモニタリングなど健康相談や看護ケアを目的としたシステムを対象としている。

 単身高齢者世帯の増加や介護者の人手不足などから需要が増加。IoTデバイスの普及により家庭に設置するセンサーなどのシステムも増加しているという。今後も高齢者や在宅医療件数の増加、介護者不足から需要は増し、市場は拡大するとしている。

■地域包括ケアシステム・多職種連携システム

 2025年には16年比3.5倍の80億円になると予測。

 ITを活用して、中核病院、診療所、訪問看護ステーション、調剤薬局などが患者の診療情報や訪問時の様子などをシームレスに共有する多職種連携システムを対象としている。

 初期費用や運用コスト、インフラ設備の整備などの問題から導入はまだ少ないが、今後高齢化の進展や在宅医療件数の増加などのニーズから市場拡大が期待されている。

関連キーワード高齢者クラウドIoT(Internet of Things)介護富士経済

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