サッカー・ロシアW杯予選、プレーオフカードが決まる

2017年10月19日 06:14

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■ヨーロッパプレーオフ

 17日、スイスのチューリッヒでロシア・ワールドカップ欧州予選プレーオフ組み合わせ抽選会が行われた。強豪国同士の対戦を避けるため、あらかじめFIFAランク上位チームは対戦しない取り決めになっている。なお、第1ポットの国はスイス、イタリア、クロアチア、デンマーク。第2ポットの国は北アイルランド、スウェーデン、アイルランド、ギリシャで構成される。

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 とは言え、必ずしもFIFAランキングとチームの強さが一致していないのが現状である。実際第2ポッドのスウェーデンは第1ポットに入っても1、2位を争う実力を持っているのではないかというのが個人的意見だ。そのためスウェーデンと当たるのはどのチームかというのが今回のプレーオフの焦点となった。

 そしてそのハズレくじを引いたのがイタリア。これによりワールドカップでブッフォンかイブラヒモビッチのどちらかを見ることが出来ないことが決定した。対戦カードは下記の通り。( )内はFIFAランキング。

・スイス(11位) vs 北アイルランド(23位)
・クロアチア(18位) vs ギリシャ(47位)
・デンマーク(19位) vs アイルランド(26位)
・イタリア(15位) vs スウェーデン(25位)

11月9~11日に第1試合が、12~14日に第2試合が行われる。

■その他のプレーオフについて

 ヨーロッパ以外は大陸間プレーオフが行われる。日本とアジア最終予選で戦ったオーストラリアはアジア地区プレーオフでシリアに勝利したため北中米カリブ海4位のホンジュラスと闘う。第1試合は11月10日にホンジュラスで、第2試合は14日にオーストラリアで行われる。

 また、オセアニア首位のニュージーランドは南米5位のペルーと対戦。第1試合は11月11日にニュージーランドで、第2試合は14日にペルーで行われる。こちらは移動距離が長い上中3日で行われるため、シビアな試合になることが予想される。

■アフリカからも目が離せない

 アフリカはセネガルと南アフリカを除いて残り1試合という状況だが、5枠のうち2枠(ナイジェリアおよびエジプト)しか決まっていない。アフリカサッカー界を引っ張ってきたカメルーンや前回大会で優勝国ドイツを苦しめたアルジェリアが予選落ち、その他南アフリカが暫定ではあるがグループDで最下位に位置しているなど波乱づくしの予選会となっている。

 アフリカは4チームを5ブロックに分けて首位しか通過できないシステムのため団子状態になる傾向にある。そのため最終戦で大どんでん返しがあることも予想でき、目が離せない状況である。

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