旭化成グループのALC商品由来の再生土壌を活用し、暮らしに寄り添うガーデンカフェで「雨庭(※1)」を拡大
配信日時: 2026-07-10 14:00:00
旭化成グループのALC商品由来の再生土壌を活用~地域とともに都市の水害対策と緑化を“暮らしの場”から広げる~
旭化成ホームズ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大和久 裕二、以下「旭化成ホームズ」)と公益財団法人 世田谷トラストまちづくり(本部:東京都世田谷区、理事長:松村 浩之、以下「世田谷トラスト」)は、都市の水害や緑化減少といった社会課題の解決策を探るため、世田谷区のガーデンカフェ「ときそら」(※2)において「雨庭×都市緑化」型グリーンインフラ(※3)の実証実験(以下、本実験)を開始しました。なお、本実験は世田谷区内の住宅展示場における施工・検証に続き、地域住民が日常的に訪れる場へと展開するものです。
本実験では、「ヘーベルハウス」や「へーベルメゾン」に標準採用されている軽量気泡コンクリート(以下、ALC)を原料とした再生人工土壌(以下、ALC再生土壌)を用いて雨庭を施工し、雨庭としての基本性能の評価に加え、植栽の生育確認を行います。
[画像1: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/73738/261/73738-261-5121e2a76627d99785f8983e7c6dabed-1200x554.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
ガーデンカフェ「ときそら」に施工した「雨庭」
※1.屋根や地面に降った雨水を集め一時的に貯留し、ゆっくりと地面へ浸透させる庭
※2.ガーデンカフェ「ときそら」(住所:東京都世田谷区野沢3-14-1/https://www.tokisora.net/)
※3.自然環境が持つ様々な機能を活用し、社会課題の解決、持続可能なまちづくりを進める考え方
I.実証実験の概要
本実験では、旭化成ホームズと世田谷トラストがそれぞれの知見を組み合わせ、ALCを原料とした再生人工土壌「ボストンファームII」を用いて雨庭を施工しました。今後、保水性や浸透性など雨庭としての基本性能の評価に加え、植栽の生育状況を確認していきます。施工にあたっては、世田谷トラストが有する地域の自然環境や生態系に関する専門的知見を活かし、植栽の選定や配置計画、施工に関する支援を受けています。本実験で使用しているボストンファームIIは、旭化成グループの商品ライフサイクルから排出されたALCを主原料とし、剪定枝堆肥などの有機資材を組み合わせて製造された環境配慮型の土壌です。公益社団法人 雨水貯留浸透技術協会から「雨水貯留浸透製品」の認定を受けており、新国立競技場や東京駅八重洲口(人工地盤)などへの採用実績があります。
[画像2: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/73738/261/73738-261-e539e37627ac56eebf8e7c205bff690b-1230x336.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
本実証実験で目指す価値創出のイメージ
[画像3: https://prcdn.freetls.fastly.net/release_image/73738/261/73738-261-69f8ff298a4823716415194d4665263e-1200x556.png?width=536&quality=85%2C75&format=jpeg&auto=webp&fit=bounds&bg-color=fff ]
世田谷区のモデルハウスに施工した「雨庭」
II.背景と今後
近年、気候変動に伴う豪雨の激甚化や、都市化の進展による地表面の舗装化により、雨水が地中に浸透せず、下水道や河川へ一気に流れ込むことで浸水被害が発生するリスクが高まっています。また、都市における緑地の減少は、生物多様性の低下やヒートアイランド現象の一因ともなっています。こうした課題に対し、自然の機能を活用して解決を図る「グリーンインフラ」の取り組みとして、雨庭などの雨水浸透施設の導入が注目されています。世田谷区においても、流域対策の一環として雨庭の普及が進められています。 「雨庭」は、屋根や地面に降った雨水を一時的に貯留し、ゆっくりと地中へ浸透させることで河川や下水管への負担を低減する、グリーンインフラの手法の一つです。
世田谷トラストでは、個人宅等でも取り組みやすい「自分でもできる雨庭」の普及を進めています。一方、旭化成ホームズは、「LONGLIFE」な商品・サービスの提供を通じて安全・安心な街づくりを目指し、独自の植栽手法「まちもり」による都市のレジリエンス向上とネイチャーポジティブの実現に取り組んでいます。両者はそれぞれの知見を組み合わせることで、都市における雨庭の普及を加速できると考え、昨年9月に連名で取り組みを発表しました(※4)。
本実験は暮らしに近い場での実施にこだわりました。ガーデンカフェ「ときそら」は世田谷トラストの「小さな森(※5)」として登録されており、地域住民が日常的に訪れ、自然と触れ合う機会を提供している場です。本実験を通じて、利用者が日常の中で雨庭に触れ、その機能や価値を体感できる機会の創出を図ります。
施工した雨庭は、地域の生態系に配慮した植栽設計に関する世田谷トラストの専門的知見と、旭化成ホームズの住宅外構「まちもり」を組み合わせて整備しています。こうした共創により、都市における自然共生の取り組みを、暮らしの場から社会へと広げていくことを目指します。
今後は、雨庭としての基本性能の評価および植栽の生育確認を進めるとともに、ALC再生土壌を活用した雨庭仕様を住宅やマンション等の外構計画へ展開していくことを目指します。また、再生ALCの利活用を通じてサーキュラーエコノミーを推進するとともに、本実験で得られる知見を都市型自然災害への対応力強化や都市緑化(エコロジカルネットワークの構築)に活用し、持続可能な街づくりと社会への価値創出に貢献していきます。
※4.関連レター:https://www.asahi-kasei.co.jp/j-koho/press/20250905-03/index/
※5.世田谷区において、野鳥や昆虫など自然生態の保護や、まちに潤いを与えてくれる民有の緑地を登録することにより、区民共有の財産である都市の貴重なみどりを保全する制度
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