Xiaomi 18 Proシリーズ、11月に海外展開へ―欧州版の電池容量と価格に注目

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Xiaomiは11月2日、フラッグシップスマートフォン「Xiaomi 18 Pro」と「Xiaomi 18 Pro Max」を2026年11月にグローバル展開すると予告した。中国で9月に発売された両モデルは、ライカと共同開発した2億画素カメラや背面ディスプレイを特徴とする。海外向けでは電池容量や充電仕様が変わるとの情報があり、購入時には販売地域ごとの仕様と価格が判断材料になる。
■11月の海外展開を予告、日本でも認証取得の報道
Xiaomiは公式Xアカウントで、18 Proシリーズが「11月にグローバル展開する」と発信した。Android Centralによると、この投稿では具体的な発表日や販売開始日は示されていない。2026年11月3日時点で、各国の販売条件や公式価格は今後の発表を待つ段階にある。
海外展開に向けた案内は、アジアの公式サイトにも登場している。Xiaomiの香港、シンガポール、マレーシア向けサイトでは、18 Proシリーズの登場を告知するページが公開されている。グローバル展開の詳細は、それぞれの地域の案内を確認する必要がある。
日本については、国内メディアのS-MAXが、18 Proのグローバル向けモデル「2609BPN61G」が9月14日付で技適を取得したと報じている。国内での発売日、価格、販売方法については、日本向けの正式案内が待たれる。
インドでも投入に向けた動きがある。Beebom Gadgetsによると、Xiaomiはニューデリーで開催されたIndia Mobile Congress 2026に合わせたイベントで、18 Proのインド投入を確認した。Xiaomi Indiaも「coming soon」と予告しており、具体的な発売日や価格が次の焦点になる。
今回の展開は、ナンバリングシリーズのProモデルが海外市場へ戻る動きでもある。Xiaomiは2023年2月に「Xiaomi 13 Pro」を海外発売していた。直前の世代に当たる17 Proと17 Pro Maxは中国向けで、18 Proシリーズでは再び海外の購入者に選択肢が広がる。
■中国版は7000mAhと8500mAh、欧州版には異なる事前情報
Xiaomiは9月23日、18 Proと18 Pro Maxを中国で発表した。中国版のバッテリー容量は18 Proが7000mAh、18 Pro Maxが8500mAhで、両機種とも100Wの有線充電と50Wのワイヤレス充電に対応する。
両モデルは、負極にシリコンと炭素系材料を用いるシリコンカーボンバッテリーを採用する。シリコンは黒鉛より大きな理論容量を持ち、リチウムイオン電池の高容量化に向けて研究・実用化が進む材料だ。限られた端末内部の空間で容量を確保することが、この技術を採用する狙いになる。
欧州向けについては、Gizchinaがイタリアの小売店Eptoの掲載情報を基に、18 Proは6000mAh、18 Pro Maxは7050mAhになると報じた。中国版との容量差は、それぞれ1000mAh、1450mAhで、割合では約14%、約17%の減少に当たる。
フランスのFrandroidによると、Dealabsが確認したEUのエネルギーラベル製品登録簿「EPREL」では、定格容量として5880mAhと6915mAhが記載されている。6000mAhと7050mAhは、事前情報で示された標準容量に当たる。電池仕様を比べる際は、標準容量と定格容量をそろえて見る必要がある。
Gizchinaは充電仕様についても、欧州向け18 Proの有線充電は90W、Pro Maxは100Wになると伝えている。ワイヤレス充電はいずれも50Wとされる。これらは正式発売前の掲載情報や報道に基づくため、購入時には実際の販売モデルの仕様表が重要になる。
■欧州の事前掲載価格は1398.90ユーロ(約24万8000円)から
中国での発売価格は、メモリー12GB、ストレージ256GBの18 Proが5999元(約14万2000円)、同じ構成の18 Pro Maxが6999元(約16万6000円)だった。上位構成に加え、透明デザインの特別版も用意された。特別版は16GB/1TB構成で、18 Proが9999元(約23万7000円)、Pro Maxが1万999元(約26万1000円)となる。
欧州向けの事前価格は、情報源によって異なる。Gizchinaが10月27日に伝えたEptoの掲載価格は、18 Proの12GB/256GBモデルが1398.90ユーロ(約24万8000円)、12GB/512GBモデルが1591.90ユーロ(約28万2000円)だった。Pro Maxの12GB/512GBモデルは1783.90ユーロ(約31万6000円)とされる。
一方、Android Centralが紹介した別のリークでは、18 Proは12GB/256GBが1449ユーロ(約25万6000円)、12GB/512GBが1649ユーロ(約29万2000円)、Pro Maxの12GB/512GBが1849ユーロ(約32万7000円)となっている。小売店の事前掲載価格とリーク価格には差があり、Xiaomiの正式な推奨価格が注目される。
比較対象として、Xiaomi 17の欧州発売時の価格は256GBモデルで999ユーロ(約17万7000円)から、17 Ultraは1499ユーロ(約26万5000円)からだった。18 ProのEpto掲載価格1398.90ユーロ(約24万8000円)は、17 Ultraの発売価格より100.10ユーロ(約1万7700円)安い計算になる。1449ユーロ(約25万6000円)という別のリーク価格なら、その差は50ユーロ(約8850円)だ。
事前情報が示すのは、18 Proが従来の標準モデルより上の価格帯に位置する可能性である。ストレージ容量や販売国、発売時の特典も含めた条件をそろえることで、前世代や競合との比較がしやすくなる。
■2種類のSnapdragon、違いはGPUやAI・動画機能にも
中国版18 Proは「Snapdragon 8 Elite Gen 6」、Pro Maxは上位の「Snapdragon 8 Elite Extreme Gen 6」を搭載する。Qualcommは両プラットフォームを、ハワイのSnapdragon Summitで現地時間9月22日、日本時間23日に発表した。Xiaomiは18 Proシリーズを、両チップを世界で初めて搭載するスマートフォンシリーズとして紹介している。
Qualcommの製品資料によると、両チップは2nmプロセスを採用し、次世代Oryon CPUを搭載する。CPUは最大5.0GHzのPrimeコア2基と最大4.0GHzのPerformanceコア6基で構成され、16MBのOryon Flex Cacheを備える。CPUの基本構成と公表上の最大動作周波数は共通する。
Extreme版では、GPUにAI処理用のマトリックスコアと「Adreno Neural Fusion」を追加し、18MBの高性能メモリーを備える。Qualcommは、AIを利用した描画処理によってグラフィックス処理の負荷を抑え、映像品質やフレーム表示を改善する機能として説明している。ゲーム用途では、この描画機能が選択のポイントになる。
差はAIや動画処理にも及ぶ。Extreme版は前世代より共有メモリーを増やしたHexagon NPUを備え、動画ではAPVコーデックや8K・60fps、4K・240fpsの撮影に対応する。高負荷のゲームに加え、端末上のAI処理や高度な動画撮影も、上位プラットフォームの特徴だ。
メモリーとストレージについては、Qualcommの製品資料で両チップともLPDDR5X/LPDDR6とUFS 5.0への対応が示されている。プラットフォームが対応する規格と、個々のスマートフォンで実際に採用される部品は、製品の仕様表で確認する項目になる。
2nm世代では、トランジスタの構造も背景にある。TSMCは2nm技術にナノシートトランジスタを採用しており、電流の通り道をゲートで囲むゲートオールアラウンド構造によって、微細化と電力制御の改善を図る。端末の使い勝手には、こうした製造技術に加え、CPUやGPUの設計、放熱、ソフトウェアの調整が関わる。
■ベンチマークは測定機と条件を確認
初期の性能情報も出ている。Beebom Gadgetsは9月、18 Proとされる端末のGeekbench 7掲載結果として、シングルコア3220、マルチコア9646を紹介した。掲載された端末はメモリー16GB、Android 17という構成だった。
同メディアの比較記事では、Extreme Gen 6を搭載するQualcommのリファレンス機がシングルコア3582、マルチコア1万2247を記録している。Beebom Gadgetsが測定したiPhone 18 Pro MaxのA20 Proは、それぞれ4025、1万1599だった。この比較では、シングルコアはA20 Pro、マルチコアはExtreme Gen 6の値が高い。
購入判断では、販売される地域版を使ったレビューが役立つ。電池持ちを重視するなら、同じ画面設定や通信条件での連続使用時間を、高負荷のゲームを重視するなら、長時間動作時のフレームレートや発熱を確認したい。充電についても、最大出力と満充電までの時間を併せて見ると、日常の使い勝手を把握しやすい。
中国版のレビューは、カメラの操作や背面ディスプレイの使い方を知る手掛かりになる。電池容量や充電仕様の異なるモデルを検討する場合は、実際に購入する地域版の駆動時間や充電テストを重視したい。
■2億画素のライカカメラと背面ディスプレイ
中国版の両モデルは、2億画素のメイン、2億画素のペリスコープ望遠、5000万画素の超広角という背面トリプルカメラを備える。望遠カメラは3.2倍の光学ズームと最短12cmの近接撮影に対応し、前面カメラは5000万画素となる。人物撮影から望遠マクロまでを、一つの端末で使い分けられる構成だ。
画像処理では「Legendary Moment」を搭載する。Xiaomiは、AIモデルを使って専用カメラのような描写を目指す機能と説明している。端末内での撮影処理とクラウド処理を組み合わせ、写真のスタイルやぼけ表現などを調整する仕組みだ。
カメラ部に組み込まれた背面ディスプレイも特徴で、Proは約2.7インチ、Pro Maxは約2.9インチとなる。中国版では、背面カメラを使った自撮りのプレビューや通知、タイマーなどを表示できる。HyperOS 4では、AIを使った壁紙やアプリカードの作成にも対応する。
前面ディスプレイはProが6.4インチ、Pro Maxが6.9インチだ。Xiaomiによると、M11発光材料を採用し、ピーク輝度は4000ニト、ベゼル幅は0.99mmとなる。中国版には、横から画面を見えにくくするプライバシー表示機能も搭載されている。
海外向けのカメラ仕様や背面画面の機能について、Gizchinaは中国版の主要な構成を引き継ぐとの事前情報を伝えている。日本語対応を含むAI機能の提供言語、クラウド画像処理の利用条件、地域ごとの機能構成も、正式発表で確認したい項目になる。
■競合も11月に動く、地域版の価格と実機評価が判断材料
同じExtreme Gen 6を搭載する競合として、Motorolaの「motorola signature 27」がある。Android Authorityによると、同社は11月5日の発表を予告し、米国向けの案内ページも公開している。海外の上位Android端末では、新世代チップ搭載機の選択肢が増える時期になる。
Motorolaの発表では、signature 27は2億画素のペリスコープ望遠カメラ、Bang & Olufsenと協業したオーディオ、ベイパーチャンバーなどを組み合わせた「ArcticMesh」冷却システムを備える。Notebookcheckは、同機について165HzのAMOLED画面と7000mAhの電池も伝えている。
報道上の容量で比べると、signature 27の7000mAhは欧州向け18 Proの6000mAhを上回り、18 Pro Maxの7050mAhに近い。実際の駆動時間を判断する際は、画面サイズや消費電力も含め、各製品の実機テストを見比べることになる。
18 Proシリーズを検討する購入者にとって、次の節目は各地域の正式な発売案内だ。販売国、価格、メモリー構成、電池と充電仕様、AI機能の提供条件がそろえば、中国版との違いや競合との位置付けが明確になる。日本の読者も、国内の販売条件と地域版の実機評価を確認したうえで選びたい。
元記事: Xiaomi 18 Pro Goes Global in November: What Buyers Outside China Actually Get
※この記事はTech Timesから提供を受けた記事を日本向けに翻訳・編集したものです。
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