円安を逆手に 英語ができなくても海外せどりの副業で稼ぐ方法

2023年10月15日 16:55

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 円安が進む中で、家計への負担が増している。日々節約に勤しんでいる人も少なくないだろう。だが円安は、副業のチャンスにもできる。本記事では、英語ができなくても海外せどりの副業で稼ぐ方法について紹介する。

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■円安はデメリットばかりでなく、副業の大きなチャンス

 2022年から23年にかけて、急速な円安状況が続いている。一時は落ち着くかと見られたが、その後さらに円安が進み、2022年10月以来の150円台を目前にしている。こうした円安による影響は物価高へと繋がり、生活必需品をはじめとした様々な物品の価格が値上がりしている。多くの人が、支出の増加に頭を悩ませていることだろう。

 円安と一口に言っても、必ずしも悪とは限らない。円安にはメリットもデメリットもあり、状況によっては有利に働くこともあるのだ。問題点は、円安の加速に比べて賃金など収入の上昇が追いついていないことにある。物価の上昇が賃金の上昇を上回っているため、バランスを著しく欠き、家計の負担が増大しているのだ。

 9月には、Appleの新型iPhone 15シリーズが発表されたが、日本では新機能よりも”値上がり”の方が大きな話題となった。だがアメリカ本国での発売価格は799ドルからで、前作のiPhone 14シリーズから変更はなく、据え置きだったのである。我々日本人が今回圧倒されたiPhoneの”値上がり”は、まさに現在の円安状況における、象徴的出来事のひとつと言えるだろう。

 円安にはメリットもデメリットもあると言及したが、この状況を逆手に取って副業で稼ぐことも可能だ。iPhoneのように、輸入品は円安が進むほどに値上がりする。それはつまり、円の価値が”安く”なっているから、同じ商品を手に入れるのに余計にお金がかかってしまうのだ。

 逆に海外から見れば、円安が進むほどに、日本の商品はバーゲン価格となる。コロナが5類になって以降、再び訪日外国人が増加している。こうしたインバウンド需要の高まりも、円安によって日本旅行にかかる費用が安いことが大きな理由のひとつだ。

■英語ができなくても海外せどりができるアプリ

 円安状況で特におすすめなのは、海外せどりの副業だ。日本から海外に目を向けることで、副業の大きなチャンスを見出すことができる。先述したように、円安状況は海外から見れば日本製品のバーゲンセールのようなものだ。これまで手が出なかった商品が、期間限定の格安価格で購入できるのである。

 海外せどりの副業を始める場合、取り扱う商品は海外からの需要が高く、かつ仕入れコストの低いものの方が利益が出やすい。おすすめなのは、アニメや漫画の関連グッズ、100均ショップの商品などだ。

 アニメや漫画は今や日本を代表するコンテンツとなったが、一方で関連グッズの海外展開は進んでいない。そのため、外国人のファンからは高い需要がある。また日本人が慣れ親しんだ100均ショップの商品も、海外から見ると物珍しく需要が高い上に、仕入れコストが安いのでおすすめだ。

 だが初心者が海外せどりの副業を始める場合、壁となるのが英語などの語学力である。やはり英語ができる方が、海外せどりの副業でも有利だ。そこでおすすなのが、越境ECオークションアプリ「セカオク」である。

 「セカオク」はIchiが運営する、海外せどり向けの仲介アプリだ。2022年9月に、旧ブランド名の「Ichi(イチ)」から「セカオク」にリニューアルしている。「セカオク」は、24種類の言語に自動翻訳機能で対応しており、33種類の外国通貨での取引が可能だ。販売する商品価格については、クレジット決済や配送料も外国通貨で自動計算してくれる。

 発送は、郵便局でQRコードを読み取るシステムのため、宛名書きなどの手間も不要である。英語など語学力がなくても、世界155カ国へ向けて海外せどりの副業をすることが可能だ。円安状況で副業を始めるなら、こうしたアプリを活用しての海外せどりも選択肢に加えてみてはいかがだろうか。(記事:西島武・記事一覧を見る

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