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水素から重水素の同位体置換を効率よく行える技術 名古屋市立大ら
記事提供元:スラド
水素原子よりも2倍重い重水素は、さまざまな用途に使えるものの、自然界には水素と比較して 0.015%と低い割合しか存在しない。名古屋市立大学、日本原子力研究開発機構、京都大学らの共同研究チームは16日、水素から重水素への同位体置換がシリコンナノ結晶表面においてて効率良く起こることを発見したと発表した。この方法により、環境への影響を抑えつつも、エネルギー効率の高い重水素回収ができるとしている(名古屋市立大学リリース、TECH+、Physical Review Materials)。
半導体エレクトロニクスの分野にも応用が利くという。リリースによれば現代のシリコン半導体集積回路は半導体表面を水素を用いた不動態皮膜で覆うことにより、故障確率を抑えている。しかし集積回路から水素が抜けると動作しなくなる。水素の代わりに重水素を用いて不動態化処理を行うと故障の確率は約100分の1に抑えることができるとしている。
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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。
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