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ワンダラス、AIがマンション担保価値を予測する「オリビア」開始 国内初
ワンダラスは12日、AIによりマンションの10年後の担保価値を予測する検索サービス、『OlivviA』(オリビア)のベータ版提供を開始した。同社によると、同種のサービスは国内では初という。
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ワンダラスは、金融不動産領域において、B2B2C型の革新的なサービスを創り上げることを目指し、2017年に設立されたAIカンパニーだ。競売マンションドットコムなど、AIと不動産ビッグデータを活用したクラウド型ソフトウェアサービスの提供や開発を行っている。
今回同社が開発したオリビアは、1都3県のマンション約10万件に対応。利用者が不動産ポータルサイトなどで掲載中の物件の情報を入力することで、該当物件の将来担保価値を把握できる。また、過去の売り出し物件にも対応しているため、過去に購入したマンションの売却やローンの借り換えの検討にも役立てることができる。
オリビアの検索エンジンのAIアルゴリズムには、ホワイトボックス型AIの『ランダムフォレスト』を採用。AIの機械学習では、「不動産落札結果データ」「日経平均株価指数データ」「地価データ&統計データ」の3つが取り入られている。
またオリビアは対象となる物件について、将来の担保価値の予測や、住宅ローンのオーバーローンリスクチェックも行うため、価格や機能が類似する複数の物件から、将来的にどの物件が資産価値として残る可能性が高いかという視点でのマンション選択も可能にする。
AIが予測した推定担保価値をもとに、余裕をもってローンの頭金を設定することが可能となり、物件選びやローン返済に不安を抱えながらマンション選びを行っている人には、不安解消に役立つサービスとなりそうだ。
ワンダラスは今後、段階的にオリビアのサービスを拡充していく。特に秋以降では有料版サブスクリプションサービスとして、個人、不動産会社、金融機関向けに向け、それぞれの用途に応じたサービスを提供する予定だ。(記事:まなたけ・記事一覧を見る)
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