任天堂に訴えられた違法ROM配信サイト、著作権侵害ではないと主張

2019年10月31日 08:26

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記事提供元:スラド

 headless曰く、

 違法ROM配信サイトとしてNintendo of America(NOA) に訴えられRomUniverse(ndsuniverse.com/romuniverse.com)の管理者Matthew Storman氏が10月21日、訴えに根拠がないとして棄却を請求する文書を米カリフォルニア中部地区連邦地裁に提出した(TorrentFreakの記事裁判所文書PDF)。

 NOAはRomUniverseが「任天堂ビデオゲーム海賊版のハブ」になっていると主張し、著作権侵害1件当たり15万ドル、商標権侵害1件当たり最大200万ドルの損害賠償や、侵害行為に対する差止命令を求めている。

 文書は弁護士を通さずにStorman氏の名前で提出されたものだ。Storman氏の主な主張は、RomUniverseが米デジタルミレニアム著作権法(DMCA)のセーフハーバー条項で保護されるサービスプロバイダーであること、著作物の複製がエンドユーザーに販売された時点で頒布権や商標権が消尽していること、の2点。まず、DMCAセーフハーバー条項により、ユーザーが著作権侵害コンテンツをアップロードしても、RomUniverseが権利者の要請に従って削除すれば金銭的な賠償責任を負うことはない。実際にこれまで任天堂からの削除要請があれば削除を行っているとのこと。次に、複製物に対する任天堂側の権利の消尽により、購入者がそれを自由に処分できることから、RomUniverseへのアップロードは著作権侵害にあたらないと主張する。また、任天堂側がDMCAに従った適切な手続きを取っていないとも主張している。

 ただし、RomUniverseのユーザーは購入した複製物をさらに複製しなければアップロードできないことや、アップロードした複製は購入本数よりも多くのユーザーがダウンロードする可能性もあることから、権利の消尽は認められない可能性が高い。中古音楽ファイルの売買サービスを提供するReDigiをCapitol Recordsが訴えた過去の裁判では、ファイルを移動する行為が複製にあたり、頒布権の消尽は認められないとの判断が示されている。

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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

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