ボルボはレベル3自動運転車の販売を中止 安全性が問われる人間とのつなぎ

2019年10月12日 13:12

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 やはり、レベル3自動運転の問題点は「人間とのつなぎ」だ。レベル3では、「交通量が少ない、天候や視界がよい」などの条件がそろっている時は「ハンズオフ」も許されている。しかし、機械側が人間の運転を必要と判断した時には、即座に人間が運転を替われなければならない。そのつなぎを懸念したボルボは、自動運転の「レベル3」を経ずに「レベル2」から「レベル4」を目指すとしている。

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 このほど日産自動車・スカイラインに搭載された「プロパイロット2.0」では、高速道路に限り目的地を指示して、途中、ハンズオフが許された。これはまだレベル2の段階だが、これで心配になることが、自動運転にして安心している時、いきなり運転を替わるように言われても果たして対応できるのかだ。ウーバーの事故例などでも、ドライバーが危険を察知して運転を即座に替われるのか、疑問に感じさせるものだった。

 現在のオートクルーズ機能においても、AIが車線を見失った時、「ほとんどハンズオフ」から即座に操作できるのか心配になる。

 例えば、日産「プロパイロット1.0」で私が運転して走行中、AIがパーキングエリアの侵入口で本線を見失った。警告音が鳴っているのだが、気付くのが遅れた。幸い、ハンズオフとせずに自分の運転感覚とのずれを図るため、正確に自分のカーブトレースとAIの違いを体感しようとしている時だったので、いつものハンドリングに戻れた。もしこれが、AIに頼り切って「ボーッ」としてる時であれば、適切に反応できたかどうか自信がない。

 完全自動運転が可能なレベル5が出来るまで、運転支援システムによる緊急ブレーキや警戒サーチなど、安全を確保する装置だけに限って許可してはどうなのかと思う。AIの開発状況に合わせて出来る範囲を許可していると、人間とのつながりのところで人間側が反応できないことが予想される。これを無視して自動運転装置をレベル3・4で稼働させることは、安全性に対して不備を作ってしまうと予測できる。

 本来、自動運転は人間の間違いを無くすことにあるわけで、人間が正しい判断、行動が出来ない可能性があれば、ボルボのように販売を中止すべきであることは明白だ。自動システムを「神様」のように信奉することは危険である。自動システムそのものも、人間が作り出したものであるからだ。(記事:kenzoogata・記事一覧を見る

関連キーワード自動運転日産自動車スカイラインボルボ

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