S&I、会議支援サービス「AI Conference」リニューアル 初期費用半額キャンペーンも

2019年9月6日 20:48

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(画像:エス・アンド・アイの発表資料より)

(画像:エス・アンド・アイの発表資料より)[写真拡大]

 エス・アンド・アイ(東京都中央区)は4日、会議・議事録作成支援サービス「AI Conference(エーアイ・カンファレンス)」をリニューアルしたことを発表した。また、テレワーク応援キャンペーンとして、2020年3月末まで通常50万円(税別)の初期費用を半額で提供する。

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 AI Conferenceは、AIを活用し、会議の設定・参加から議事録の作成までワンストップで支援するサービス。パソコンまたはiPhoneがあれば、どこからでも会議に参加できる。取材やインービスタビュー、セミナーでも利用可能だ。

 Web画面からワンクリックで会議を設定でき、設定後に発行される会議参加用URLを参加者に共有すれば会議を開始できる。内容をリアルタイムでテキスト化するため、途中から参加しても、それまでの会議内容の把握が可能だ。

 英語、中国語、スペイン語など26の言語に対応したリアルタイム翻訳機能により、多言語での会議も可能。音声入力のほかテキスト入力もでき、発話が制限されている場所からの参加や耳が不自由な人の参加も可能だ。

 AI Conferenceの音声認識エンジンには、システム情報(東京都中央区)が開発した、音声をテキスト化する「AI Meeting(エーアイ・ミーテイング)」を採用している。AIを活用した音声認識により会議内容をテキスト化し、IBM Cloudに議事録データとして蓄積。それを定期的に学習データとして登録することにより、認識精度が向上するという。

 エス・アンド・アイは、日本ユニシスのグループ企業として1987年に設立。CTI関連システムの構築やアプリケーション開発を手掛けてきた。2016年にAI事業へ本格参入し、コンタクトセンターにおける自然言語に対応したAI導入など、音声認識分野で実績を積んできた。近年はIBM Watsonを中心としたコグニティブシステムやサービスを提供している。

 働き方改革が推進されている昨今、リモートワークを導入する企業が増えており、いつでもどこからでも会議の開催・参加ができ、AIによって効率的に会議録を作成できるAI Conferenceは、その需要に応えるものとなる。(記事:Kei_T・記事一覧を見る

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