トヨタ・クラウンはドイツ・プレミアムカーを超えたか? 決定的な日本車の欠点ブレーキ(1)

2018年8月22日 21:26

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トヨタの新型クラウン(画像: トヨタ自動車)

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 近頃、日本車のハンドリングは、めきめきと向上して、ドイツの各車に追いついた、あるいは追い越したのか?と言われるようになった。日産・サニー、スカイライン、ローレル、セドリック、トヨタ・カローラ、コロナ、マークII、ソアラなど、日本の自動車産業創成期から、その乗り味を経験して来た者として、大変うれしいことだ。BMW・2002Tii、325、520、750、850、メルセデスベンツ・E、S、ポルシェなどと比較して、日本車のハンドリングを語ることすら無意味な時代が長く続いた。

【こちらも】トヨタ・新型クラウン発売(1) 梯子型フレームが作った歴史と小型車枠がもたらしたスタイル

 「白いクラウン」「いつかはクラウン」などの時代、トヨタ・クラウンのハンドリングは、ドイツ車よりもアメリカ車を追いかけている時代で、ドイツ車のハンドリングから学ぼうとする気配も感じられなかった。当時、日本の道路は舗装率も低く、現在では都会と思われている市街地でも未舗装道路は多くあった。阪神高速道路や東名高速道路が完成するころ、私は免許を取っていたが、そのころのクラウンやセドリックなどの乗用車は、整備されていない道路での乗り心地を最優先に考えられていたのだ。

 現在、日本車は国内の制限速度100km/hに合わせているように、ドイツ車の200km/h高速巡行を基準としたハンドリングとは、今でも根本的に違っている。最近では、ドイツでも130km/hに制限されてきてはいるところが多いが、日本のJC08モードにみられる交通事情とは根本的に違っていることは理解できる。

 しかし、交通環境だけで説明のつかない日本車全体の欠点がある。それは、日本車の歴史の中で改善したことがないのが事実であろう。それは何か?

 まだ、ABSが普及していないころ、高速道路の出口料金所手前で、急激に速度を落とす車に遭遇した。その時は、初代の三菱・シグマに乗っていたのだが、パニックブレーキ(緊急ブレーキ)を踏むことになった。120km/hぐらいからのフルブレーキングであったが、車がどこに行ってしまうのか?転倒するか?とも感じられるほど、安定性を崩した。前車がまた走り出したので、ブレーキを離すことが出来て事なきを得たが、高速道路ではとても使用できないブレーキ性能だった。

 その同時期、たまたまベンツ・Sクラスに乗っていて、同じような状況になった。やはりフルブレーキを踏むと、「何事もなかったように停止」した。高速出口の料金所手前の追い越し車線であったが、障害物もないのに、なぜか前車が停止したのだ。当時のベンツ・SクラスでもABSが付いていなかったため、ポンピングブレーキを踏んだが、左右に振れることもなく、そのまま真っすぐに停止したのだ。三菱・シグマの時もポンピングは行ったが、全く同じ条件とは言えないまでも、ドライ路面で明らかにベンツとブレーキ性能の違いを見せつけられたのだ。

 次は、最近のデータでブレーキ性能の差を見てみよう。(記事:kenzoogata・記事一覧を見る

続きは: トヨタ・クラウンはドイツ・プレミアムカーを超えたか? 決定的な日本車の欠点ブレーキ(2)

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