飛び回る人工知能「CIMON」、国際宇宙ステーションに向かう

2018年7月2日 08:44

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記事提供元:スラド

SpaceXが6月29日に打ち上げ成功した国際宇宙ステーション(ISS)の補給ミッションCRS-15では、濃いコーヒーだけでなくAIアシスタントロボットもDragon宇宙船に積み込まれており、人間とAIの関係を調べる実験がISSで初めて行われるそうだ(NASAのプレスリリースThe Vergeの記事SlashGearの記事V3の記事)。

このAIアシスタントロボット「CIMON (Crew Interactive MObile companioN)」はドイツ航空宇宙センター(DLR)の委託を受けてAirbusとIBMが開発したもので、直径32cmの球欠状で重さ5kg。平面部分にディスプレイを搭載し、IBM CloudによりWatsonのAI技術を使用した音声コントロールAI機能が提供される。

CIMONはスペースオペラ「キャプテン・フューチャー」に登場するサイモン・ライト博士(飛行する脳)のロボット版だといい、CIMONと書いて「サイモン(Simon)」と読む。14のファンを内蔵しており、ISSの微小重力環境では自由に移動・回転できるとのこと。今回の実験は長期の宇宙ミッションにおけるAIによるクルーサポートの効率や、クルーに受け入れられるかなどを調べるのが目的だ。
Dragon宇宙船とISSのランデブーは日本時間7月2日夜。NASAのリッキー・アーノルド宇宙飛行士とドリュー・フューステル宇宙飛行士による把持が行われる。ランデブーと把持の模様は日本時間18時30分から、ドッキングの模様は日本時間22時からNASA LiveのWebサイトで中継される。

なお、SpaceXでは5月にFalcon 9ロケットの新バージョン「Block 5」を使用した打ち上げに成功しているが、今回のミッションは従来バージョンの「Block 4」を使用する最後の打ち上げだったとのことだ(Ars Technicaの記事)。 

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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワードロボットNASA人工知能(AI)IBMロケットSpaceXFalcon 9国際宇宙ステーション(ISS)

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