アクションカメラになる自撮りドローン「PITTA」が登場

2018年1月11日 12:00

印刷

PITTAの構成(写真、EYEDEAの発表資料より)

PITTAの構成(写真、EYEDEAの発表資料より)[写真拡大]

  • PITTAの外観(写真、EYEDEAの発表資料より)

 4K対応のアクションカメラになる自撮りドローン「PITTA」。韓国のスタートアップ企業「EYEDEA」が現在、この商品を開発するための資金をクラウドファンディングサービス「Kickstarter」にて募集中している。24日の締切り前であるが、目標の約560万円を上回る、約4千万円の資金を集めている。

【こちらも】ソフトバンク、4Kカメラ搭載のドローン発売 3万円以下の小型高性能

 競争の激しいドローン市場。4K対応のアクションカメラになる自撮りドローンが表れた。5センチメートル位の球形のアクションカメラ単体での用途に加えて、プロペラを装備すると自撮りドローンに早変わり。ドローン対角長は、17センチメートル、重さ200グラムと軽量だ。

 昨今のインスタ映え狙ったカメラに人気があるという。このドローンのクラウドファンディングでの資金集めが順当なのは、その裏付けにもなるのであろうか。レジャーでのカメラ用途を追及した結果、ドローンの機能も付けたといった感がある。

●「PITTA」ドローンの概要

 PITTAの構成写真を見てほしい。組み立て式のドローンモジュール、球体のカメラ本体、アクションカム、そして充電クルードルの構成だ。

 重さも200グラムと軽量であり、ドローンの羽根も対角長17センチメートル。日常的に持ち歩いたり、旅行に持っていったいするのに大きな負担にはならないコンパクトさが魅力だ。

●ドローンモード

 ドローンモードの場合は、先ず、球体カメラに羽根を取り付ける。ユーザーを自動追尾させて撮影し続けることが可能だ。

 その他の飛行モードとしては、ユーザーを中心に周回や、360度のパノラマ撮影、同じ場所で滞空させるなどが可能だ。

●アクションカメラモード

 アクションカメラモードの場合は、球形のカメラモジュールだけを使う。カメラの底面に三脚用のねじ穴が設けられており、専用の三脚に装備して使用するのも、自転車に装着して使用するのも、自由だ。

 60fps(フレーム数/1秒)の4K画像が撮影可能。バーストモードも備える。また、SNSでのシェアリングやライブ配信の機能も備えているようだ。

●セキュリティーカメラモード

 充電クルードルにカメラを装着しておけば、ホームデキュリティカメラ(IP Wi-Fi)としても使用可能という。

 商品の全世界に発送する予定で、出荷時期は2018年4月の見込みとなっている。(記事:小池豊・記事一覧を見る

関連キーワード

関連記事