デスクトップOSシェア、10月はWindows 10が7との差1ポイント台に迫る

2017年11月5日 10:30

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記事提供元:スラド

StatCounterの10月分デスクトップOSシェアデータによると、Windows 10がWindows 7に1ポイント台の差まで迫っているようだ(Desktop Windows Version Market Share WorldwideDesktop Operating System Market Share Worldwide)。

Windowsバージョン別シェアデータでは、Windows 7は前月から1.32ポイント減の42.67%、Windows 10は1.65ポイント増の40.95%となっており、その差は1.72ポイント。デスクトップOS全体でのWindowsのシェアは82.96%なので、デスクトップOS全体に占めるWindows 7のシェアは35.40%、Windows 10は33.97%に相当し、差は1.43ポイントとなる。日単位のデータを見るとWindows 10のシェアは9月に日曜日のみWindows 7を上回っていたが、9月最終週から急速に増加し、10月は土曜日も常にWindows 7を上回るようになっていた。9月には37%台~39%台だった平日分のシェアも、10月に入ってから39%台~41%台で推移している。このほかのバージョンのWindowsは0.1ポイント未満の増減にとどまり、デスクトップOS全体の変動も少ない。
9月分で大幅な修正が繰り返されたNet Applicationsの10月分データでは、1位のWindows 7が0.58ポイント増の46.63%、2位のWindows 10が0.17ポイント増の29.26%となっている。最も変動が大きかったのは0.78ポイント増で6.47%のWindows XPで、全体に変動は少ない。なお、前月3位だったWindows 8.1は0.08ポイント減の5.97%となっており、Windows XPが再び3位に上昇している。5位のmacOS 10.12は0.50ポイント減の3.34%となる一方、macOS 10.13が0.48ポイント増の0.57%で10位まで上昇しているが、Mac全体では0.10ポイント減の6.25%。Linuxは0.06ポイント減の2.98%、先月0.01%に増加していたFreeBSDは再び0.00%となっている。

Steamでは前月2位のWindows 7 64 bitが大幅増、前月1位のWindows 10 64 bitが大幅減となり、順位が入れ替わった。Windows 7 64 bitのシェアは63.60%(22.59ポイント増)、Windows 10 64 bitは28.23%(17.14ポイント減)であり、単に順位が入れ替わっただけでなく、倍以上の差がつく状態になっている。32ビット版/64ビット版合わせたWindows 7のシェアは65.46%(21.47ポイント増)、Windows 10は28.60%(17.38ポイント減)。Windows全体では98.04%(1.44ポイント増)を占めている。Macは1.14ポイント減の1.60%、Linuxは0.25ポイント減の0.35%となっている。

なお、Windows 7の増加と関係があるかどうかは不明だが、言語のランキングで簡体字中国語が26.83ポイント増加して56.37%になっており、13.40ポイント減で21.24%の英語を抜いて1位となっている。StatCounterのデータによれば、中国でのWindows 7のシェアは55.99%で、2位のWindows 10(20.42%)を大きく引き離している。

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