【アウディが考える「第3の道」】CNG(天然ガス)エンジン主力2/3、EV1/3

2017年7月20日 15:53

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アウディのロゴ (c) 123rf

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 アウディはアトキンソンサイクル(ミラーサイクル)とターボチャージャーのガソリンエンジン、ディーゼルエンジンを主力として、48V電源を使用したシステム、天然ガス(CNG)車「A3 g-toron」「A4 g-toron」など多彩なパワーシステムの可能性を進める一方で、過去には「全てEVに置き換える」と言った宣言もあり、その動向は注目される。

 その中で「2025年までに、内燃機関(エンジン)2/3、EV(電動)1/3」と公表したことは如何なることなのかを見ていこう。

■天然ガス(CNG)エンジンでも、出力はガソリンエンジンに劣らない

 CNGエンジンはガソリンエンジンと比較すると出力は若干劣るようだ。しかし、ターボチャージャーのノッキングを起こすタイミングが遅いので、ターボチャージャーの圧力を高く設定できて、結果出力は変わらない。

 「A3 g-toron」「A4 g-toron」のシステムでは、ガソリンと「メタンガス(CH4)」の両方の燃料を持ち、切り替えて使う。これによる航続距離は、現在のガソリン車・ディーゼル車を上回り、実用性は高い。天然ガススタンドのインフラ整備が進めばすぐにでも普及できるシステムだ。

 そして、これまでのエンジン技術をそのまま使用できて、以下に記すCo2排出について大きなメリットを持つ。

■水素(H)と二酸化炭素(Co2)の合成で、逆にCo2の再利用が可能。

 天然ガスは「メタンガス(CH4)」のため合成メタンを使用できる。するとCo2排出量を削減できるだけでなく、減らすことが出来ると見られている。

 こうなると、今後の燃費規制に関してはEV(電気自動車)・FCV(燃料電池車)・CNG(天然ガス車)の3本柱が考えられる情勢だ。さらには再生可能エネルギーによる発電コストより安くなることが考えられるので、EVよりも有利になる可能性があるのだ。

 これについては発電所による大規模発電を配電すると、かなりの配電ロスが見込まれ、結局のところエンジンによる個別発電のほうが、コストも下がり使い勝手も良いものとなる可能性がある。もしかしたら、エンジンの熱効率が60%よりも高まると、ガソリンエンジンのままで良いとなる可能性もあるのだ。

 北米、EU、中国、インドなどではEVに全面的に移行する方針のようだ。しかし、中国などは石炭発電でありCo2削減を目的とした政策とは考えにくく、自動車産業を国内で育成する目的があるのではと考えられている。まだ地球温暖化防止の切り札がEVに決まったと言えないのだ。トヨタなども「全方位」で構える根拠がここにある。(記事:kenzoogata・記事一覧を見る

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