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三菱商事がシェルらとLNGカナダプロジェクトで合弁
三菱商事<8058>は1日、シェル、韓国ガス公社、中国石油天然气集団と共に、カナダ ブリティッシュ・コロンビア州 キティマット港周辺において推進している液化天然ガス(LNG)輸出プラントの共同開発計画、「LNGカナダ」の合弁事業契約を締結し、カナダからのシェールガス初輸出を目指して、プロジェクトの開発を本格化すると発表した。
同プロジェクトの操業会社として、LNGプラントの設計・建設・生産を担う企業としてカナダのバンクーバーにLNG Canada Development社を設立した。
プロジェクトは、4社のLNG業界における長年の実績と知見を結集させ、西カナダのLNG開発プロジェクトにおいて主導的な役割を果たし、カナダの豊富なシェールガスを、日本を中心とした市場にLNGとして長期安定供給していくもの。契約の締結は、合弁事業の組成及び新たなオペレーション会社の設立という、プロジェクトの前進にとって極めて重要なマイルストーンである。契約への締結をもって、投資決定に向けた具体的な準備段階に入る方針だ。
25年間の輸出許可の取得(輸出先規制なし)、2系列の拡張が可能な広大かつ平坦な液化プラント用地の確保、初期的な技術検証の完了など、既に着実な進展を遂げている。今回の合弁事業組成および操業会社の設立をもって、LNGプラントの基本設計作業、環境許認可の取得およびプロジェクトの推進に必要な関連諸契約の締結・履行を加速し、最終投資決定を目指す。
また、合弁事業契約の締結に伴い、同プロジェクトの権益比率は、シェルが50%、三菱商事/韓国ガス公社が15%、中国石油天然气集団が20%となる。現在の計画では、2系列(年間600万トン/系列)からなる合計1200万トン/年のLNG供給を予定しているが、将来的な拡張の可能性も含んでいる。
なお、同社は先行して西カナダシェールガス開発事業を2案件推進しており、これらを供給源として、シェールガスの生産から液化までのバリューチェーン構築に取り組む。地政学的な優位性を有する西カナダからのカナダ産LNGを新たな調達源に加えることで、エネルギー資源の調達源多様化および長期安定確保を目指す。(編集担当:慶尾六郎)
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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。
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