サムスン電子、7〜9月期営業益は107兆4000億ウォン 4四半期連続で最高益

2026年10月10日 21:58

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記事提供元:Tech Times

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サムスン電子が10月8日に発表した2026年7〜9月期の連結業績見通しは、売上高が約195兆ウォン(約23兆円)、営業利益が約107兆4000億ウォン(約12兆7000億円)だった。営業利益は韓国企業として初めて四半期で100兆ウォンを超え、4四半期連続で過去最高を更新する見込みだ。今回の暫定発表に部門別の利益は含まれず、半導体事業の収益性は10月29日の決算発表で焦点となる。

■営業利益は前期から約2割増加

サムスン電子の4〜6月期の確定営業利益は89兆5000億ウォン(約10兆6000億円)だった。7〜9月期の暫定値はこれを約20%上回る。聯合ニュースによると、前年同期比では782.5%増で、聯合インフォマックスが集計した市場予想も1.6%上回った。

2026年1〜3月期の営業利益は57兆2000億ウォン(約6兆8000億円)、4〜6月期は89兆5000億ウォン(約10兆6000億円)と、記録更新が続いてきた。4〜6月期には半導体を担うデバイスソリューション(DS)部門が売上高127兆5000億ウォン(約15兆円)、営業利益89兆2000億ウォン(約10兆5000億円)を計上し、全社の利益の大半を生み出した。

一方、同じ4〜6月期のモバイル事業とネットワーク事業の合計は、部品コスト上昇などを受けて7000億ウォン(約830億円)の営業赤字だった。7〜9月期に各部門がどれだけ利益を上げたかは、正式な決算発表で示される見通しだ。

■通常DRAMとHBM、それぞれの価格動向

サムスン電子は4月の決算説明会で、当時は通常型DRAMの利益率が高帯域幅メモリー(HBM)を上回っていると説明した。通常型DRAMの価格が四半期ごとに大きく上昇する一方、HBMは顧客との長期的な供給計画に沿って取引されることが、収益性の違いに関わる。

市場調査会社TrendForceは、通常型DRAMの契約価格が2026年10〜12月期に前期比10〜15%上昇すると予測する。同社は、供給不足が続く一方で価格の上昇ペースは緩やかになるとみている。サーバー向け製品への生産能力の配分が続き、パソコンやスマートフォン向けの供給にも影響しているという。

長期供給契約も価格の動きを左右する。TrendForceによると、一部のサーバー向けDRAMでは、契約に定めた価格の仕組みにより値上がり率が市場平均を下回る見込みだ。韓国メディアの報道では、サムスン電子は生産能力の60〜70%を長期契約の対象とすることを目指している。

■HBM4の出荷拡大と市場シェア

HBMは複数のDRAMチップを垂直に積み重ね、シリコン貫通電極で接続するメモリーだ。AIアクセラレーターの近くに配置して広いデータ転送帯域を確保する。製造には積層や接続などの工程が加わり、通常型DRAMとは生産計画が異なる。

サムスン電子は2月にHBM4の量産と出荷開始を発表した。同社によると、転送速度は1ピン当たり毎秒11.7ギガビット、1スタック当たりの帯域幅は最大毎秒3.3テラバイトで、電力効率は前世代のHBM3Eより40%高い。現行の製品は12層構成で、16層構成は今後の製品展開としている。

市場調査会社Counterpoint Researchによると、売上高ベースのHBM市場でサムスン電子のシェアは2026年1〜3月期の21%から4〜6月期の33%に上昇した。同期間に首位のSKハイニックスは58%から50%となった。サムスン電子は7月の決算説明会で、2026年下期のHBM売上高に占めるHBM4の割合が60%を大きく超えると見込んだ。

■次の決算で確認される半導体部門の収益性

7〜9月期の暫定値から計算した全社の営業利益率は約55.1%で、4〜6月期の約52.2%を上回る。ただし、全社の数値にはスマートフォンなども含まれる。通常型DRAM、HBM、半導体受託製造の動向を読み解くには、部門別の決算が必要になる。

他社でもメモリー事業の売上高は伸びている。米マイクロンが9月30日に公表した2026年度第4四半期の売上高は542億3000万ドル(約8兆6000億円)で、前四半期の414億6000万ドル(約6兆6000億円)から増加した。ただし、同社が公表する売上総利益率とサムスン電子の部門別営業利益率は指標が異なるため、各社の製品構成とともに確認する必要がある。

TrendForceは2027年もメモリー供給の逼迫が続くとみている。サムスン電子の今後の収益を見極めるうえでは、通常型DRAMの値上がりペース、HBM4の販売拡大、長期契約による価格の変化が引き続き重要になる。

元記事: Samsung Q3 2026 Forecast: Record Profit, Stalled Chip Margins, Won Headwind

※この記事はTech Timesから提供を受けた記事を日本向けに翻訳・編集したものです。

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