スペースX、エヌビディア製AI半導体に400億ドル調達へ 巨額投資で株価下落

2026年10月8日 16:19

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記事提供元:International Business Times

写真:rarrarorro © 123RF.com

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 米宇宙開発大手SpaceXが、エヌビディアのAI半導体を購入するため最大400億ドル(約6兆3300億円)の資金調達を検討していることが分かった。AI向け計算インフラへの巨額投資を加速する一方、新たな債務負担への警戒から7日のSpaceX株は下落した。

 ロイター通信によると、SpaceXは約100億ドル(約1兆5800億円)の銀行融資と約300億ドル(約4兆7400億円)の投資適格債による資金調達について銀行や資産運用会社と協議している。米投資会社アポロ・グローバル・マネジメントが取引を主導する見通しで、資産運用大手PIMCOも参加を検討している。協議は初期段階にあり、条件や規模は変更される可能性がある。

 調達資金は主にエヌビディア製AI半導体の購入に充てる方向だ。SpaceXは2026年2月にイーロン・マスク氏のAI企業xAIを買収し、AI事業を傘下に取り込んだ。米証券取引委員会(SEC)への提出資料によると、テネシー州メンフィスなどで「COLOSSUS」と「COLOSSUS II」と呼ぶ大規模AIデータセンターを運営している。

 AI事業は急速に拡大している。2026年第2四半期のAI部門売上高は25億6100万ドルと(約4050億円)、前年同期の7億3700万ドル(約1170億円)から約3.5倍に増えた。新たなAIインフラ契約が伸びをけん引した。

 SpaceXのブレット・ジョンセン最高財務責任者(CFO)は9月、ゴールドマン・サックスの投資家向け会合で、12月の売上高を年率換算した年間経常収益(ARR)が1000億ドルに達するとの見通しを改めて示した。さらに、新たなAI計算処理のホスティング契約を結び、12月1日から月間約11億1000万ドル(約1760億円)、年率で約130億ドル(約2兆600億円)の収益規模になると説明した。

 SpaceXは2026年6月に新規株式公開(IPO)を実施し、1株135ドルで株式を売り出した。400億ドル(約6兆3300億円)規模の追加借り入れが実現すれば、上場から間もない同社の財務負担も市場の焦点となる。

 ヨークビル・アイブスのダン・アイブス氏はSpaceX株を「アウトパフォーム」とし、目標株価を225ドルとしている。AI関連の受注残や衛星通信「スターリンク」の資金創出力が追加債務を支えるとの見方を示した。一方、モルガン・スタンレーのアダム・ジョナス氏は今週、成長率を考慮すればSpaceX株は割安との見方を示している。

 7日のSpaceX株は前日比2.5%安の167.60ドルで取引を終えた。400億ドル規模の資金調達を巡る報道を受け、AIインフラ投資の成長余地と巨額の資本負担を見極める動きが広がった。

※この記事はInternational Business Timesから提供を受けた記事を日本向けに翻訳・編集したものです。

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