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LEGO「ニンジャゴー」15周年、SDCCで実写映画・新シリーズなど発表か

(Lego.com)[写真拡大]
2013年に終了する予定だったLEGOの玩具シリーズ「ニンジャゴー」は、いまやハリウッドの大型開発案件の対象となっている。サンディエゴ・コミコン(SDCC)で現地時間7月24日夕方に開催される15周年記念パネルでは、実写映画の進捗や新シリーズなど、今後の展開に関する発表が見込まれている。ただし、本記事執筆時点では発表内容は明らかになっておらず、その多くは業界報道やファンの推測に基づいている。
■15周年記念パネル、今年のSDCCで唯一のLEGO専用パネルに
LEGOグループは日本時間7月25日午前6時15分(米東部時間7月24日午後5時15分、米太平洋夏時間同日午後2時15分)から、サンディエゴ・コンベンションセンターの6BCF室で「LEGO NINJAGO Celebrates: 15 Years and Counting」を開催する。公式のコンベンションスケジュールによれば、これは今年のSDCCで唯一のLEGO専用パネルで、開催時間は1時間となっている。2026年のSDCCでLEGOだけを扱うパネルはこれのみとされ、その位置づけが今回予想されている発表の重要性を一段と高めている。
SDCCの公式掲載情報によると、パネルにはLEGOエンターテインメントのエグゼクティブプロデューサー、パメラ・ケラー氏とライアン・バーンズ氏、ニンジャゴーの製品責任者ナイジェル・コン氏が登壇し、フランチャイズの今後に関する重要な発表を行う予定だ。声優陣からはサム・ヴィンセント(ロイド役)、ヴィンセント・トン(カイ役)、ポール・ドブソン(マスター・ウー役)、デヴェン・マック(アリン役)、サブリナ・ピトレ(ソラ役)、カズミ・エヴァンス(ワイルドファイア役)が登壇する。また、「Ninjago: Dragons Rising」のヘッドライターであるケヴィン・バーク氏とクリス「ドク」ワイアット氏が、このイベントのために書き下ろされた、物語の正史に属する新規限定シーンの朗読劇を披露する予定だという。
■3年で終了するはずが、LEGO最長寿のオリジナルフランチャイズへ
ニンジャゴーの存続の歴史は、当初から終了が計画されていたところから始まる。LEGOが2011年1月にこのテーマを発売した際、賢者マスター・ウーに鍛えられた10代の忍者、カイ、ジェイ、コール、ゼインが、骸骨の軍団スカルキンと戦う物語が導入された。LEGOの公式沿革ページによれば、同社内では、2013年後半に「Legends of Chima」と入れ替えることを想定した終了戦略を持つ「ビッグバン」テーマに分類されていた。
Chimaは予定通り発売されたが、ニンジャゴーは終了しなかった。ファンからの強い需要を受けて終了戦略が見直され、Chimaが期待された成果を上げられない一方、ニンジャゴーはシーズンごとに新たな敵対勢力を登場させながら続き、オリジナルシリーズとして15シーズン、計210話に達した。TV Tropesによると、ニンジャゴーは現在、物語を独自に展開するLEGOの玩具テーマの中で、途切れることなく最も長く続いているシリーズである。これまでに570以上のセットが発売され、ビデオゲームやコミック、ワーナー・ブラザース・アニメーションが制作に参加した2017年の劇場用映画も展開されている。
2023年にはオリジナルシリーズが完結し、続編「Ninjago: Dragons Rising」へと引き継がれた。同作は2023年6月にNetflixで配信を開始し、2026年4月には第4シーズンに到達した。制作を報じる複数の情報源によると、LEGOは「Dragons Rising」を全5シーズンで展開することを確認しており、第5シーズンは2027年に予定されているという。
■ニンジャゴーの長寿がLEGOのハリウッド戦略を書き換えた
ニンジャゴーが15年間続いてきたことの事業的な意味は、玩具の売上だけにとどまらない。LEGOがスター・ウォーズ、ハリー・ポッター、マーベルといったライセンス商品を展開する際は、そのキャラクターや世界観を使用するため、ディズニーやワーナー・ブラザースなどのIP保有者にロイヤリティーを支払う。しかしニンジャゴーでは、この関係が逆になる。
2024年10月、Deadlineは、ニンジャゴーのアニメシリーズを第9シーズンまで手がけたオリジナル脚本家のケヴィン・ヘイジマン氏とダン・ヘイジマン氏が、新たな実写版ニンジャゴー映画の脚本を執筆するため、ユニバーサル・ピクチャーズと契約したと報じた。同じDeadlineの報道によると、LEGOグループ側ではジル・ウィルファート氏とライアン・クリスチャンズ氏がプロデューサーを務め、スタジオ側ではユニバーサルのマット・ライリー氏とジャクリーン・ガレル氏が企画を統括する。
この契約では、LEGOはライセンスを受ける側ではなく、与える側であるライセンサーとなる。ユニバーサルは、LEGOを題材とする映画の開発、制作、劇場配給について、LEGOと5年間の独占契約を結んでいる。この枠組みにおけるLEGO関連映画の興行収入実績は、すでに合計10億ドル(約1640億円、1ドル=164円で換算。為替により変動)を超えている。実写版ニンジャゴー映画では、LEGOは使用料を支払うのではなく、使用料を受け取り、創作面での管理権を持つIP保有者の立場にある。
CBRによると、ヘイジマン兄弟は、自ら共同で作り上げ、第9シーズン「Hunted」まで携わった後に離れたこの世界へ、再び戻ることになる。制作陣の創作意図が継承されることは偶然ではない。世代を超えたファンの支持を築き、実写化を商業的に成立させられるフランチャイズに成長した構造的な理由の一つである。
この点も、ニンジャゴーをLEGOのほかのエンターテインメント展開と分ける特徴だ。同社の先行するトランスメディア展開である「バイオニクル」(2001~2010年)と、そのアニメによるオリジナルビデオ映画は、LEGOが物語を軸にした独自IPを構築できることを示した。しかしバイオニクルは成功を収めながらも、後年の売上低迷を理由として2010年に終了している。ニンジャゴーは、オリジナルIP、アニメの継続展開、ファンを引き付ける神話体系、劇場映画への展開、ハリウッドでの実写映画開発という一連のサイクルが成立することを実証した作品だ。このサイクルは、より年長の視聴者を対象として開発中だとLEGOの出版パートナーAmeetが示しているアニメ調のシリーズでも、繰り返されようとしているように見える。ただし、この企画の詳細をLEGOは正式に確認していない。
■SDCCパネルで発表が見込まれる内容
パネル開催前のファンの予想は、すでに報じられている複数の企画に集中している。そのいずれかが、現地時間7月24日夕方にケラー氏、バーンズ氏、コン氏から正式に発表される可能性がある。
最も重要な案件は実写映画だ。Deadlineが2024年10月にヘイジマン兄弟の参加とユニバーサルの関与を報じたものの、その後も監督や公開日は発表されず、脚本開発の段階にとどまっている。フランチャイズの主要な経営・制作関係者がそろうSDCCのパネルは、制作状況の更新や出演者の発表を行う場になり得る。
映画以外では、Brick Fanaticsによると、今後の企画として新作コミック、「Dragons Rising」の第5シーズン、報道されているアニメ調のシリーズが挙げられている。フランチャイズ関連の報道によれば、「Dragons Rising」の第5シーズンは制作中で、2027年に予定されており、ヴィンセント・トン氏を含む声優陣はすでに収録を進めているという。バーク氏とワイアット氏による正史上の新規シーンの朗読劇は、何が発表されるにせよ、「Dragons Rising」とその後に続く物語との連続性が意図的に保たれることを示している。
LEGOにはSDCCで限定セットを発表してきた実績もあり、15周年という節目は、コレクター向け製品を披露するのにふさわしい機会となる。
■すでに発売されている周年記念セット
今回のパネルを前に、LEGOの15周年記念を象徴する主力商品はすでに発売されている。セット71861「The Old Town 15th Anniversary」は2026年1月1日に299.99ドル(約4万9200円、1ドル=164円で換算。為替により変動)で発売された。正門、郵便局兼工房、3階建ての塔、見張り台という4つのモジュールからなる、4851ピースのセットだ。
4つのモジュールは、円形に接続すると幅約53cm(約21インチ)、奥行き約44cm(約17インチ)の展示レイアウトになる。奥行きの狭い棚に飾りたいコレクター向けに、直線状のレイアウトへ組み替えることも可能だ。セットにはフランチャイズの歴史を通じて登場した23体のミニフィギュアが含まれる。オリジナルの忍者7人全員に加え、若き日のウー、若き日のガーマドン、そしてニンジャゴー世界全体の神話上の始祖である「初代スピンジツ・マスター」のコレクター向け展示フィギュアが収録されている。Ninjago Wikiによれば、初代スピンジツ・マスターがミニフィギュア化されるのは今回が初めてだ。
ピース数で見ると、「The Old Town」は「NINJAGO City」シリーズを除けば、これまでに発売されたニンジャゴーのセットで最大となり、2024年発売の「Tournament Temple City」を1000ピース以上上回る。対象年齢は14歳以上で、この設定はフランチャイズのファンが複数の世代にまたがっていることを反映している。2011年にカートゥーンネットワークで第1シーズンを見ていた子どもたちは、現在ではノスタルジーを抱き、自由に使える所得も持つ大人になっている。
■トランスメディア戦略はいかにして3年計画を15年続けさせたか
ニンジャゴーが当初の終了戦略を乗り越えて存続した構造的な理由は、多くの玩具フランチャイズが試みながら、維持できる例は少ないトランスメディアのフィードバックループにある。
アニメの各シーズンでは、新しい玩具の構成を映像化することを念頭に、新たなキャラクター、悪役、乗り物、場所が登場する。その後に発売されるセットは、物語と関係のない汎用的な玩具ではなく、画面に登場した機械、乗り物、舞台を再現したものだ。アニメを見た子どもたちは、映像で目にしたものを欲しいと感じる。セットの売上が次のシーズンの制作予算を支え、次のシーズンがさらに新たなセットを生み出す機会となる。これがフィードバックループの仕組みだ。
ニンジャゴーとバイオニクルのような先行するトランスメディア展開との違いは、物語の連続性にある。バイオニクルはほぼ毎年、新たなストーリーとフィギュアの構成を導入し、ファンはシリーズのサイクルごとに新しい世界設定を受け入れる必要があった。一方、ニンジャゴーは同じ主要キャラクターたちが成長していく一貫した世界を、15シーズンにわたり維持し、現在の続編シリーズへと引き継いでいる。
2023年に「Dragons Rising」の配信先がカートゥーンネットワークからNetflixへ移ったことで、このループは世界規模に拡大した。カートゥーンネットワークの展開が主に米国を中心としていたのに対し、Netflixの加入者基盤は190カ国以上に広がっている。このため、オリジナルシリーズのテレビ放送があまり浸透していなかった市場でも、新たなシーズンがセットへの需要を生み出せるようになった。
ユニバーサルによる実写映画は、このループが成熟した到達点を示している。ニンジャゴーは、ハリウッド映画を成立させられるだけの文化的な蓄積と、スタジオにライセンス料を支払うのではなく、スタジオからライセンス料を受け取れるだけの自社IPを備えたフランチャイズとなった。
■注目ポイントQ&A
●実写版ニンジャゴー映画は本当に進行中なのですか?
はい。2024年10月、Deadlineは、ユニバーサル・ピクチャーズで実写版ニンジャゴー映画の脚本開発が進められており、アニメシリーズのオリジナル脚本家であるケヴィン・ヘイジマン氏とダン・ヘイジマン氏が脚本を担当すると独占的に報じました。LEGOグループ側では、ジル・ウィルファート氏とライアン・クリスチャンズ氏がプロデューサーを務めています。監督は発表されておらず、公開日も確定していません。LEGOエンターテインメントのエグゼクティブプロデューサーが登壇する今回のSDCCパネルは、制作状況が発表される可能性のある場とみられています。
●「Ninjago: Dragons Rising」の第5シーズンはあるのですか?
「Dragons Rising」が継続することは確認されています。LEGOはシリーズを全5シーズンで展開する方針を示しており、ファン向けメディアや業界情報源によると、第5シーズンは制作中で、声優陣もすでに収録を進めているとされています。第4シーズンの前半は2026年4月2日にNetflixで配信を開始し、後半は2026年秋に配信される見込みです。第5シーズンは2027年に予定されています。
●ニンジャゴーは、スター・ウォーズなどLEGOのライセンステーマと何が違うのですか?
ニンジャゴーはLEGOグループが創作し、全面的に所有するオリジナルIPです。そのため、ニンジャゴーのセットを製造する際、外部のライセンサーへロイヤリティーを支払う必要がありません。スター・ウォーズ、ハリー・ポッター、マーベルといったライセンステーマでは、LEGOはディズニーやワーナー・ブラザースなどに使用料を支払います。ニンジャゴーのIPを外部へ展開する場合はこの関係が逆転し、ユニバーサルが映画化権の対価をLEGOへ支払う立場になります。こうした逆転を可能にしたのが、15年間にわたるフランチャイズへの投資です。
●15周年記念の目玉セットについて、購入前に知っておくべきことは何ですか?
LEGOセット71861「The Old Town 15th Anniversary」は299.99ドル(約4万9200円、1ドル=164円で換算。為替により変動)で、4851ピースからなります。23体のミニフィギュアが付属し、オリジナルの忍者7人全員に加え、初代スピンジツ・マスターを含む3体の限定展示フィギュアが収録されています。初代スピンジツ・マスターがミニフィギュアとして登場するのは、このセットが初めてです。4つのモジュールは、幅約53cm(約21インチ)の円形ディスプレイにも、直線状のレイアウトにも組み替えられます。2026年1月1日に発売され、現在はLEGOからの直接販売でのみ購入できます。
元記事: LEGO Ninjago Marks 15 Years: Live-Action Film, New Series Among Expected SDCC Revelations
※この記事はTech Timesから提供を受けた記事を日本向けに翻訳・編集したものです。
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