【これで良い?】地球温暖化の中、最高出力は625PS! BMW・X5 M/X6 M登場

2020年3月24日 08:45

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新型「BMW X5 M/X6 M」(画像: ビー・エム・ダブリューの発表資料より)

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 『これで良いのか?』と、思わず叫びたくなる「地球温暖化」防止を無視した動きだ。ビー・エム・ダブリューは3月12日、BMW・X5 M/X6 Mを日本市場に導入すると発表した。

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 最高出力625PS、最大トルク750N・m、4.4リッターV8ツインターボエンジン搭載。8段ATと組み合わされる。このミッションは、「ドライブロジック付きMステップトロニック」と称されている。

 BMWのモータースポーツの流れを汲む「Mシリーズ」であるため、サーキットのスポーツ走行に適したモードを備えるフルタイム4WD「インテリジェント4輪駆動システムM xDrive」を装備。このシステムは、路面状況を検知して、前後のトルク配分を可変させる。また、ドライバーが任意で駆動配分の設定もでき、「4WDスポーツ」モードの時はほぼ後輪駆動となる

 こうしたスポーツ走行を目的とした「ハイパフォーマンスSUV」と言うべき車種が、地球温暖化の中で許されるのだろうか?これほど4.4リッターV8ツインターボエンジンが高性能を出せるのであれば、排気量をもっと絞って「ダウンサイジング」を行い、燃費を良くするべき時ではなかろうか?

 ドイツのアウトバーン、速度無制限の区間で時速200kmの巡行が必要であるのなら、最高出力200馬力もあれば十分だ。むしろ、前面投影面積の大きいSUVスタイルを避け、空気抵抗の少ないエクステリアを選べば、燃費はさらに良くなる。それに実際は時速200kmを必要としないのだから、巡航速度を落とせば空気抵抗が減り、燃費は良くなる。

 日本でも、前面投影面積が大きいミニバンが流行しているが、最高速度100km巡行であることが前提であり、実用性をあげるのであればまだ許されるかもしれない。それでも豪華装備をやめて小型化軽量化する方向が、地球温暖化を少しでも回避するため、いま世界に望まれる自動車の在り方であろう。

 一般的に、クルマは時速80kmを超えるあたりから空気抵抗は急激に上昇し、エンジン馬力の半分を消費してしまうのが時速100km巡行の世界なのだ。だから、それを超える時速200km巡行は、抵抗が大きすぎて燃費が悪すぎるのだ。

 SUVスタイルの車両で、「M」シリーズなどのハイパフォーマンス仕様を設けるBMWや、世界の自動車メーカーの姿勢を見直す時期ではないのだろうか。(記事:kenzoogata・記事一覧を見る

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