H3ロケット、第1段エンジンの3基同時噴射試験が公開

2020年2月19日 08:33

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記事提供元:スラド

 Anonymous Coward曰く、

 2月13日、JAXAが2020年度に試験機の打ち上げを予定しているロケット「H3ロケット」のエンジン噴射試験の様子が報道関係者に公開された(NHK読売新聞)。

 H3ロケットでは、1段目に新型エンジン「LE-9」を2基もしくは3基搭載できるようになっており、今回の試験ではメインエンジンの3基同時の噴射が行われた。3基を束ねての噴射は実際の打ち上げ時の構成と同じとなる。H3の初号機は来年に打ち上げられる予定とのこと。

 H3の第一段エンジンであるLE-9にはエキスパンダーブリードサイクルという燃焼サイクルを採用している。この燃焼サイクルを実用エンジンに採用しているのは日本だけで、エンジンの構造を単純にでき信頼性を高めやすいという利点と、性能や効率が悪いという欠点があるとのこと。従来はH-IIの第二段エンジンであるLE-5A/LE-5Bに採用されていたが、今回はより大型の第一段エンジンにも採用された。将来的にはH-II以上に高信頼のロケットになるかもしれない。

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