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中国語力アップに効果絶大! 習近平主席のスピーチを使った中国語学習

2020年1月17日 11:42

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  • *习近平在第二届中国国际进口博览会开幕式上的主旨演讲(第二回中国国際輸入博覧会開幕式で習近平が行った基調演説)」の箇条書きの部分

 中国語の学習において、HSK6級は取得済みで、新聞や雑誌は難なく読める。しかし発音や話し方に問題があり実際の会話では言いたいことが正確に伝わらない。「听不懂(聞き取れない)!」「什么(何)?」と何度も聞き返され気持ちがくじける、という苦労話をよく耳にする。

【こちらも】CCTV(中国中央電視台)放送を活用した、圧倒的に伸びる中国語学習方法

 また、ドラマは難なく聞き取れても、ニュースになると半分も聞き取れないという人も多い。

 こうした中国語中上級者にオススメなのが、スピーチを暗誦する学習方法だ。中国共産党新聞のサイトにアクセスして、習近平氏のスピーチを下記の手順で学んでいけば、お金も手間もかけずに効率よく中国語レベルアップが図れる。脳に一定の負荷がかかる難易度の高い学習方法だが、効果抜群なのでぜひ試して欲しい。

 まずはこの学習方法の優位点をみてみよう。学習上のポイントでもあるので学び始める前にざっと目を通して欲しい。

■習近平主席のスピーチを暗誦する学習方法の優位点

 1.スピーチを暗誦すると圧倒的にスピーキングの力が伸びる。
 スピーチの暗誦は記憶した単語・文法・表現方法をアウトプットする学習方法である。よってネイティブとの会話練習を重ねるのに近い効果を自己学習で得ることが可能になる。

 2.説得力のある話し方が学べる。
 中国の政治家はスピーチの達人である。よって政治家でも最高位の習近平のスピーチを暗誦すれば、力強く説得力のある話し方が学べる。

 3.時事用語が学べる。
 社会主義国の中国では指導者が繰り返し話す言葉が時事用語となり、流行語となっていく。また演説原稿も、世界情勢や社会問題を反映して作成されている。よって、国家主席のスピーチで使われる単語を学べば、ニュースや報道番組の聞き取りもスムーズになっていく。

 4.故事成語が学べる。
 中国人は成語を文章やスピーチ、会話に上手に取り入れて簡潔で深みのあるやりとりを楽しむ。成語を正確に聞き取り的確に使えば、理知的で教養がある話者と評価される。

 5.中国人独特の口調・表現を習得できる
 発声の高低、声量、間といった教材による指導が難しい言語外表現法を習得できる。

 6.最も洗練されたスピーチ原稿を教材として学べる
 国のトップレベルの政策ブレインが起草し、古典にも教養が深い言語・文学の専門家であるスピーチライターが作成した原稿である。気の利いた言い回しや実用性のある四字熟語がたくさん詰まっている。

 7.効率よく記憶に定着する。
 時事用語、重要単語、成語故事だけを暗記しようとしてもなかなか難しいが、ストーリーのある文章を暗誦すると記憶に定着しやすい。

■習近平主席のスピーチ関連サイトのページを開こう

 中国共産党新聞のページにアクセスし、「习近平报道日历(習近平報道カレンダー)」の「习近平系列重要讲话数据库中央文件(習近平シリーズ重要講話データバンク中央文書)」をダブルクリックする。(図1、図2参照)

 2.习近平系列重要讲话数据库(習近平シリーズ重要講話データバンク)のページが開いたら讲话原音(講話原音)にマウスを合わせ、下の欄からスピーチを選ぶ。

 できるだけ重要な国際的イベントでのスピーチを選ぶと、より多くの重要単語や時事用語を学ぶことができる。ここでは試しに「习近平在第二届中国国际进口博览会开幕式上的主旨演讲(第二回中国国際輸入博覧会開幕式で習近平が行った基調演説)」を選んでみる。(図3参照)

 *スマホでも同様の手順で関連ページを学習することができる。(図4、図5参照)

■学習方法

 下記の手順で学習を進めよう

 1.文字をみながら音声を1回通して聞いてみる。
 この時、分からない単語に印をつけ一つ一つ調べて覚える。

 単語調べは、Weblioなどのネット辞書を使うと便利だ。スピーチの文章からコピーアンドペーストで引くと時短で効率よく調べることができる。

 2.暗誦する。
 単語・成語を調べて正しい発音、単語の意味、表現方法を把握した上で、スピーチの暗誦学習を始めよう。

 スピーチは参列者への挨拶、感謝の言葉など前置きから始まるので、最初の部分は飛ばして本題から暗誦しよう。

 中国の指導者の演説は、スピーチの山場が「第一~」「第二~」「第三~」と箇条書きで列記される傾向にある。この部分を暗誦すれば重要単語、時事用語、故事成語、そして気の利いた言い回しが集中して学習できる。

 列記された一つの段落は通常200~300文字にまとめられている。一回で暗誦するには適当なボリュームである。

 まずは一つの段落を何度も繰り返して書いたり発声したりして記憶する。しっかり記憶できたら鏡の前で口の形をチェックしながらスピーチを暗誦する。この時、自分の声を録音して聞いてみると、普段気がつかない自分の癖や発音の間違いに気づくことがある。(図6を参照)

■暗誦する時の注意点とポイント

 1.四声の発音が正確にできているかチェックする。ネイティブは第一声をポンと飛び抜けるように高めに、三声はより低いところまで下げている。やりすぎでは?と思うくらいにはっきりと四声の高低のメリハリを出すと中国人の発音に近づく。

 2.声量は日本語を話す時の1.5倍を目安に。中国人は声量が大きく普通に話していてもまるで喧嘩しているように聞こえる、とよく言われる。そのくらい中国語は発音が難しく、日本人の通常の声量では明確に相手に伝えられないのだ。

 3.口の形に注意する。中国人からみると日本人は口をウの形にすぼめてボソボソと話しているように感じるという。これに比べて中国人は口をイの形にしっかりと横に引いて話している。ネイティブに近い中国語を話すためには両者の相違を意識して、常に口角に力を入れるイメージで発音することが重要である。

 以上、スピーチを暗誦する学習方法を紹介した。200~300文字の段落をまるごと記憶する必要があるため頭を使うし、それなりの疲労感を覚える学習法である。その分、スピーキングのみならずリスニングやライティングの力が驚異的に向上する。毎日10分でも良いので継続して学習しよう。半年もすれば自信を持って堂々とネイティブと会話できるようになるだろう。(記事:薄井由・記事一覧を見る

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