トヨタ、レベル4自動運転車の体験機会提供へ 2020年夏にお台場で

2019年10月25日 18:56

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自動運転実験車の「TRI-P4」。(写真:トヨタ自動車発表資料より)

自動運転実験車の「TRI-P4」。(写真:トヨタ自動車発表資料より)[写真拡大]

  • 「TRI-P4」(写真:トヨタ自動車発表資料より)
  • 「TRI-P4」(写真:トヨタ自動車発表資料より)
  • (写真:トヨタ自動車発表資料より)

 トヨタ自動車は24日、人工知能、ロボティクスや自動運転の研究開発を担う米子会社Toyota Research Institute, Inc.(以下、TRI)が、2020年夏より、東京都内で自動運転車による一般向けの同乗試乗を行うと発表した。自動運転のレベルは、レベル4相当であるという。

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■試乗はお台場で行われる
 今回の同乗試乗は、2020年7月から9月までの予定で、お台場で行われる。車両は今年、ラスベガスで開催された電気機器の見本市であるCESで公表した、新型自動運転実験車のTRI-P4で行う。

 お台場が選ばれたのは、ヴィーナスフォートといったショッピングモールやフジテレビジョンなどの高層ビル、オフィスも位置しており、交通量、歩行者ともに非常に多い地帯で渋滞も発生しやすいため、自動運転の実力を示すには条件が良い場所としたため。

■どうすれば試乗ができるか
 今回の同乗試乗は登録制となっており、事前に登録を済ませた人を対象に参加者を決定する予定。期間内にどれくらいの人が体験できるか定かではないが、詳細情報に期待したい。

 また、今回使用するTRI-P4では、万が一の事態に備え、セーフティ・ドライバーも運転席に座るので安心だ。

 現在はアメリカのオタワレイクにあるテストコースで自動運転技術のテストを行っており、今後はミシガン州アナーバーやカリフォルニア州ロスアルトス、お台場の公道などでも行うという。

 今回実施される同乗試乗までこぎつけているということは、性能もかなり進歩しているといってもよいだろう。

■TRI-P4とは
 新型自動運転実験車であるTRI-P4は、最新のレクサスLS 500hをベースとした車両で、ガーディアン(高度安全運転支援システム)や、ショーファー(自動運転システム)といったトヨタの自動運転技術開発に貢献している。ルーフにはHDRカメラとサーマルカメラの2つのカメラを設置、各センサーも使用しているが、車両デザインでは特に違和感もなく、カバーなども非常に似合っている。

 またレーダーには、8つのスキャニングヘッドを有するLIDARシステムを採用している。

■自動運転のレベル4とは
 現在の自動運転は、自動運転の技術に応じてレベル分けがされている。現在日本でよく知られているのは、日産スカイラインに採用された「プロパイロット2.0」である。

 「プロパイロット2.0」は、自動運転のレベル2にあたり、高速道路や自動車専用道路のみで使用できる機能だ。また、カメラでドライバーの目線を確認したうえで作動できる機能のため、ドライバーは周りの状況を常に注視しておかなければならない。

 これよりさらに上を行くレベル4は、基本的には決められたエリア内でシステムが完全に走行を行うため、ドライバーの操作が必要ない。緊急時のみドライバーの操作が必要になるが、そのほかの場合は、ドライバーも食事や読書ができる状況だ。

 普段運転しているときに景色をあまり見ることもできないが、それがこのレベル4ではゆっくり景色を見ることができるだろう。

 現在の自動運転の先を体験したい人にはおすすめの企画であることは間違いないので、まずは登録だけしてみてはどうだろうか。(記事:キーパー・記事一覧を見る

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