ロシア北方艦隊探検隊、セイウチに襲われる

2019年9月28日 11:46

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記事提供元:スラド

 headless曰く、

 ロシア地理学会(RGO)の参加により、北極海のフランツヨーゼフ諸島を調査するロシア北方艦隊統合探検隊の上陸用ボートがセイウチに襲われたそうだ(RGOArs Technica)。

 RGOの研究者やメディアグループを乗せたボートがゲラー岬に上陸すべく発進したところ、子供たちの危険を感じたとみられるセイウチが襲ってきたという。不意打ちを食らったボートは転覆したが、隊長の的確な対応により最悪の事態は回避され、全員が無事に上陸したとのこと。

 北極探検も最近は手軽にできるようになったとの見方が広がっていることに対し、メディアグループを率いるLeonid Kruglov氏は現在も予測不能な危険なものだと1週間ほど前の記事で述べていた。今回の事故は、北極で人間を歓迎するものがいないことをさらに示すものとのことだ。

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