衛星タイタンの湖は地下の爆発で誕生か

2019年9月21日 13:04

小

中

大

印刷

記事提供元:スラド

 Anonymous Coward曰く、

 土星の衛生「タイタン」は岩石や氷で構成されており、大気や液体のメタン・エタンを湛えた湖の存在が確認されている。こうしたタイタンの湖はクレーターのような形状をしたものが確認されており、これは窒素ガスの爆発的放出によって生まれた可能性があるという(ナショナルジオグラフィック)。

 クレーターというと、隕石などの衝突によってできたと考えられがちだが、タイタンの湖は不規則な形をしていることから、衝突によって生まれたものとは考えにくいという。こうした不規則な形状は、地球でも「マール」と呼ばれる地形として存在する。マールはマグマ水蒸気爆発で生まれたとされており、そのことからタイタンのクレーター湖も同様の活動によって生まれたとの考えが生まれたようだ。しかし、タイタンでは火山活動が確認されていないことから、マグマ水蒸気爆発ではなく、地中に液体窒素がたまり、それが気化し始めて圧力が高まり爆発に繋がった、と今回の仮説では説明されている。

 ただ、爆発のきっかけについてはまだ特定できていないという。そのためNASAのジェット推進研究所の科学者マイケル・マラスカ氏は、「どのモデルにも長所といくつかの『穴』があります」と述べている。

 スラドのコメントを読む | サイエンスセクション | サイエンス | 宇宙

 関連ストーリー:
NASA、ニュー・フロンティア計画の次期ミッションにタイタン探査機「Dragonfly」を選定 2019年07月03日
SETIの天文学者が考える、地球以外に微生物が存在する可能性のある太陽系の天体7つとは? 2017年09月28日
土星探査機カッシーニ、20年にわたるミッションを終了 2017年09月17日
地球以外の天体で初めて液体の撮影に成功 2008年12月17日
タイタンにメタンの霧雨が降る 2006年07月28日

※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワードNASA土星

広告