DNP、書店にデジタルシェルフ導入の実証実験 ジュンク堂池袋本店で

2019年9月19日 18:15

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デジタルシェルフ。(画像:大日本印刷発表資料より)

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  • レジカウンターのデジタルサイネージ。(画像:大日本印刷発表資料より)

 大日本印刷(DNP)は、書店に「デジタルシェルフ」を導入する実証実験を始めた。動画やメッセージを配信することで、新たな書店メディアの可能性を探る。実験が行われているのは、ジュンク堂書店池袋本店。

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 もともとDNPは、2019年3月からデジタルシェルフを日本で展開するための共同研究を、アメリカの流通小売大手クローガーとともに行っている。

 一般的なデジタルシェルフの用途は、たとえば紙のプライスカードに代わって商品の価格を表示したり、商品の情報、成分、栄養などをディスプレイ表示する、といったものである。今回実証実験に用いられているのは、書店向けにカスタマイズされた、書棚型のデジタルサイネージだ。

 書店店頭での重要な販促施策にPOP広告というものがある。一般的には紙製であり、書店員が手書きする。効果は大きいのだが、手間がかかる。そこで、書いたり差し替えたりの作業負荷を低減し、さらにアイキャッチ効果の高い動画の表示も行いたいという要望があって、デジタルシェルフがその役目を担うことになった。

 またデジタルシェルフは、センサーを搭載しており、来店客が棚の前に立ち止まった回数、商品を手に取った回数などを計測、動画広告に興味を示したかどうかを確認して、効果的な売り場づくりにつなげていくという。

 ジュンク堂書店池袋本店では、デジタルシェルフだけでなく1階レジカウンター壁面に49インチサイズのデジタルサイネージ4面、入り口付近中央の柱に55インチの縦型デジタルサイネージを新たに導入、書籍・雑誌の情報や、映画・エンタメ、イベント情報などを発信することにしている。

 現在、実体書店というものは岐路に立たされ、そのアイデンティティすらを問われ直すという難しい状況に置かれている。DNPと丸善ジュンク堂書店は、「出版社と生活者の新しい接点を提供するメディア」が書店であるという考えのもと、新たな書店メディアを推進していくという。(記事:藤沢文太・記事一覧を見る

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