転職希望者、採用でのAI導入は「書類選考まで」にが5割超 ワークポート調査

2019年3月24日 11:20

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採用活動にAIを導入する際どの段階までが適切かと思うか(画像: ワークポート発表資料より)

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  • AIによる選考を受けたことがあるか(画像: ワークポート発表資料より)
  • 採用活動にAIを導入していることでその企業への志望動機は変化するか(画像: ワークポート発表資料より)

 ワークポートは、転職希望者300人を対象として行った「AI採用」に関する調査の結果を発表、5割以上の人が「AIの導入は書類選考まで」と考えていることが分かった。また約8割が、「採用活用へのAIの導入は増える」とする一方で、約2割が「AIを導入した企業への志望は低くなる」と回答した。「AIに採用可否を判断される」ことへの不安を感じる人が一定数いることを表しており、AI導入によるメリットを知らせ、転職希望者からの信頼を得ることが課題となる。

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 近年、採用過程でのAIの導入、あるいはAI導入を検討する企業が増えている。企業が採用過程でAIを導入する目的は、「エントリーシート確認などの採用担当者の作業負荷を減らす」ことや、「感情や環境などに影響されず、公平に選考を行うことができる」ことなどがある。一方企業のAI採用に対する転職希望者の意識は、これまであまり明らかになってはいなかった。今回のワークポートの調査は、AI採用に対する転職希望者の意識を明らかにすると同時に、AIを人材採用で導入するにあたり、どのような点を考慮すべきかを示唆する内容となっている。

 調査によると、56.0%が「AIによる判定は書類選考まで」と考えおり、その理由として、「AIであれば書類選考で公平に判定される」などがあった。一方で15.3%が「導入すべきでない」と考えており、「機械に人生を決められるのは嫌だ」という嫌悪感のほか、「人材の多様性の欠如」など、AI判定に対する懸念をあげていた。

 また、「企業の採用においてAIを導入する企業が増えるか?」という問いに対しては、82%が増えると回答。「AI採用を行っている企業への志望」については、64.0%が「変わらない」との回答であった一方で、「低くなる」と答えた人は20.3%であった。その理由として、「データによる判断のみで、人の良さを見ない感じがする」などがあった。

 人材採用でAIを用いる場合、その利点を転職希望者に知らせ、不安を解消することが必要だと考えられる。

 今回の調査は、2019年3月5日~3月12日の間、同社を利用する転職希望者300人を対象に行われた。(記事:まなたけ・記事一覧を見る

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