月に進出して一攫千金を狙う「ムーンラッシュ」、ブームとなるか

2019年3月15日 23:13

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記事提供元:スラド

taraiok曰く、 ゴールドラッシュならぬムーンラッシュが始まった。この言葉は、宇宙技術者であり起業家でもあるDennis Wingo氏が著書の中で作り出した造語だ。それが今、現実になろうとしている。ムーンラッシュを後押ししているのは、地球に最も近い天体である月から利益を得ようとする投資家たちだ(The Space ReviewispaceUNIVERSE TODAYSlashdot)。

 月探査のための月面着陸船やローバーを開発しているイスラエルのSpaceILは、2月22日にムーンラッシュの第一歩を踏み出した。彼らの月着陸船「Beresheet」は、Falcon 9ロケット乗せられて打ち上げられた。宇宙船は月周回軌道に入り、4月11日には月に着陸する計画だ。

 SpaceILは、月面ローバーレースであるGoogle Lunar XPRIZE(GLXP)に参加した企業の一つだ。GLXPは達成者が一人もおらず大賞の受賞者もいなかった。しかし、GLXPに参加した企業の活動は続いている。SpaceILの着陸船を製造したイスラエル航空宇宙産業は、1月にドイツのOHB社と提携し、欧州宇宙機関に商用月面積荷配送サービスを提供する計画を発表している。Astrobotic Technologyや日本のispaceもGLXP参加企業の一つだ。

 ispaceは現在、NASAが主導する商用月ペイロードサービスプログラム(CLPS)に参加している。CLPSは、NASAが荷物を月へ輸送する商業サービスを民間企業などから公募するプログラムだ。Amazonのジェフ・ベゾスが設立した航空宇宙企業Blue Originも2023年ごろに月への着陸を目指している。Bigelow AerospaceのCEOは、「月面に観光施設の設置を夢見ていると」と発言した。金、白金族金属、希土類金属を探すグループも存在するようだ。

 このエッセイを書いた航空宇宙エンジニアのGerald Blac氏は、ムーンラッシュがもたらす新しい発明、新しい産業、そして経済的利益には大きな期待が持てると語っている。

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※この記事はスラドから提供を受けて配信しています。

関連キーワードNASA欧州宇宙機関Amazonイスラエルロケットジェフ・ベゾスFalcon 9

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