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仕事をする理由、「生きがいのため」は1割 4割が「まったく楽しくない」

2019年1月6日 21:55

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記事提供元:エコノミックニュース

達成感や生きがいを得るため」に仕事をしている人は全体のわずか11.3%だ。従業員が自分の仕事の意味を見出せるよう助けることも、今後企業に求められていくだろう。

達成感や生きがいを得るため」に仕事をしている人は全体のわずか11.3%だ。従業員が自分の仕事の意味を見出せるよう助けることも、今後企業に求められていくだろう。[写真拡大]

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 好きなことを仕事にするとうまくいかないとよく言われる。それまで好きだったことが仕事になると途端に苦痛になってしまうことが多いからだ。それでも可能なら仕事にやりがい・生きがいを見出したいと願うのは普通のことだろう。しかし内閣府の調査によって、現実はそれほど単純ではないことが明らかになった。

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 内閣府が2011年から12年にかけて15歳から29歳までを対象に行った「若者の考え方についての調査」によれば、なぜ仕事をしているのかという問いに対し、6割以上の回答者が「収入を得るため」と回答した。一方で「達成感や生きがいを得るため」と回答したのはわずか11.3%にとどまった。社会人500人を対象に行われた別の調査では仕事をしていて楽しいと思ったことがあるかとの問いに対し、4割の回答者が「ない」と回答した。仕事が好きという以前に、まったく仕事に喜びを見いだせない労働者が多い実態がわかるだろう。

 自分の好きなことを仕事にしている人の中にはスポーツ選手や作家、企業家などがいる。最近ではユーチューバーと呼ばれるクリエイターも人気の職業の一つだ。日本FP協会が実施した17年度の小学生の「将来なりたい職業」ランキングでも6位にランクインするほどになっている。しかし実際に自分の好きなことを仕事にして多額の収入を得ているのはほんの一握りであり、多くの人は夢を諦めなければならない。その結果収入を得るために喜びを見いだせない仕事に就く人が多くなっているのだ。

 もちろん仕事をしている限りいつでも楽しいということは通常あり得ない。しかし仕事にまったく喜びを見いだせない人が多い現状では国家全体の労働生産性にも悪影響が出ることは必至だ。仕事自体を変えることはできなかったとしても、仕事が楽しくなるように労働者や企業が行えることはある。大手人材広告企業マイナビの行ったアンケートでは「どうすれば仕事が楽しくなるか」という問いに対して、「自分の居場所が見つかった」という意見が多く見受けられる。従業員が自分の仕事の意味を見出せるよう助けることも、今後企業に求められていくだろう。(編集担当:久保田雄)

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※この記事はエコノミックニュースから提供を受けて配信しています。

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